小野寺力 餃子 焼き方
近年では都内の至るところに専門店、グルメ雑誌や番組でも特集が取り上げられる程、ブームになっている餃子。今回はソーシャル餃子フェスなるイベントを定期的に開催している一般社団法人焼き餃子協会代表の小野寺力氏に餃子パーティーを10倍盛り上げるテク このシンプルな質問に、日本人の多くは「餃子が好き」と答えるでしょう。しかし、「好きな餃子は?」と質問すると、知っている餃子は数種類しかないという方がほとんどです。しかし、今や日本全国で餃子職人が生まれ、それぞれ個性的な進化をしてきています。そんな今は、あなた自身が全国を飛び回らなくても、全国から美味しい餃子があなたのもとに届く時代。今回は、お取り寄せできる餃子は、いまや全国に1,500種類ほど存在しています。名店と呼ばれる店の餃子職人は、季節によって味の変わる食材を、その季節に合わせて産地を変えるなどして、全ての家庭に一台ずつ、餃子専用の冷凍庫(ストッカー)が常備されてもいいと思っているくらいです。冷凍餃子の多くは、新鮮なキャベツ・豚肉などが練られて美味しさが凝縮された「餡(あん)」を小麦粉を打った「皮」で包んで急速冷凍した楽天で検索しただけでも、さまざまな餃子が出てきます。ご紹介するのは、それらの中から厳選した5つの冷凍餃子です。どの餃子も、産地や製法にこだわりを持って作られていますので、お子様から大人まで、安心・安全にお召し上がりいただけます。京都の東山三条にある人気の中華料理店「安心・安全・新鮮な国産具材にこだわり、キャベツのシャキシャキ感と肉のうま味が、口の中を幸せにしてくれる餃子です。餡を包む皮も、しっかりコシがありながら厚くもなく、絶妙に餡のうま味を引き立てます。さらに、特製の酢胡椒がついてきます。たっぷり胡椒が入っているので、よく振って使いましょう。熟成豚肉生餃子をさらに美味しく引き立ててくれます。この他にも、マルシン飯店のすぐ近くで作られている「千鳥酢」というまろやかなお酢が、どんな餃子でもうま味をさらに深く引き出してくれるので、餃子好きな方にはオススメです!西日本トップクラスのシェアをもつ餃子の皮メーカー「井辻食産」が、広島市内に10店舗以上展開する餃子酒場「今回紹介する「ひろしま塩レモン餃子」は、にんにくやしょうがを使わず、キャベツ・鶏肉・ニラに広島名産の「塩レモン」を合わせた餃子です。ビールやハイボールなど、シュワッとした飲み物にぴったり!ちなみに私個人的には、世界的にも評価の高い広島のジン「桜尾」を冷たい炭酸で割って、焼き立てのひろしま塩レモン餃子と一緒にいただくのがお気に入りです。餃子の消費量も支出金額も全国トップクラスで、餃子激戦区となってきている宮崎県で、絶大な人気を誇る「もっちり餃子」は宮崎空港のお土産コーナーやふるさと納税の返礼品としてご存じの方が多いかもしれませんが、お取り寄せもできます。宮崎のブランド豚と黒毛和牛の合挽肉、宮崎の契約農家によるキャベツなど、全て国産具材で絶妙なバランスに配合された餡、そしてそれを包む、熟練の技術でもっちりとした皮。この餃子を、同梱されてくる上質なラードで焼き上げると、なんとも食欲をそそる香りと食感が生まれます!皮の小麦粉のうま味、キャベツのシャキシャキした食感、かめばかむほど押し寄せてくる肉のうま味、そして鼻腔を駆け抜ける小麦粉とラードの香り。馬渡さんがこだわって作った餃子の味を、まずはタレなしで味わうのがオススメ。良質な小麦の生産地である北海道には、美味しい餃子が多いのです。その北海道の餃子の中でも、全国的に人気の高い「宝永餃子の特徴は、ちょっと大きめで独特な丸みのある形状。たっぷりでジューシーな餡を厚めな皮でしっかり包むために、全て職人たちが手作りしています。餃子は“バランスの料理”といわれますが、コクがあってパンチ力の強い餡と、もっちりとした皮が、実に絶妙に調和しながら絡みあいながら、口の中でうま味が弾けます。食の大地、北海道のうま味が凝縮しているのが、この宝永餃子なのです。ご飯にも、お酒にも、抜群の相性です。皮が厚めなので、餡まで火を通すためには多めのお湯を使ってしっかりゆで蒸すことが重要となりますが、皮がしっかりしているので、ちょっと長めにゆでても崩れることはありません。また皮は焼き目がパリッと付きやすく、初めて餃子を焼く方にもオススメです。岩手県岩手町で代々製麺を営む家に生まれ育った麺職人の菊地眞一郎さんが「美味しい餃子を食べたい」と作り出した餃子は、皮と餡のバランスが絶妙。「しんいちろう餃子」シリーズは全て岩手県岩手町の食材にこだわり、それぞれユニークで個性的な味を出しています。それを受け止めるのは、小麦粉の特性を知り尽くす麺職人が手間をかけて作り上げた皮。餡と皮がそれぞれうま味を持ちながら、一体になることでさらなるうま味に変わります。しんいちろう餃子シリーズの中でも、一度食べると忘れられない「餡に含まれる岩手県特産の「ねばり芋」が、シャキシャキ食感の後にとろりとした食感に。これまでさまざまな餃子を食べてきましたが、この食感を楽しめるのは「しんいちろう餃子 ねばり」だけ!「冷凍餃子を買ったのはいいけれど、焼くのが難しくて失敗してしまって、美味しく食べられない」という方も多くいらっしゃいます。お取り寄せをすると焼き方の説明書が付いてくるのですが、その通りに焼いても、なかなかうまく焼けないということも多いかもしれません。そこで、以下に紹介する5つのポイントを意識しながら焼けば、失敗はかなり減るはずです。より詳しいフッ素加工されたフライパンは、強火にかけると早々に痛みますので、中火で使うように心がけましょう。フッ素加工が剥がれたフライパンでは、どう頑張っても上手には焼けません。また、鉄フライパンの場合でも、油慣らしがされておらず、予熱の入っていないフライパンでは、当然きれいに餃子を焼くことは困難です。お手元に状態の良くないフライパンしかない方は、まず新しいフライパンを用意しましょう。多くの説明書に「強火で」ということが書かれているかと思いますが、強火ではフライパンが早々に痛みますし、焦げる原因にもなります。ですので、私は中火で上手に餃子を焼く秘訣はこの2点を意識するだけで、餃子をかなりきれいに焼けるようになるはずです。パリッと美味しい焼き目と良い焼き色を出すためには、餃子の底面にしっかり油をなじませることが重要です。ちなみに最初にしっかり多めの油を使えば、ゆで蒸し工程の後に追い油はしなくても大丈夫です。フライパンの中の様子が心配で、フタを開けたり閉めたりしたくなる気持ち、とてもよく分かります。もしフライパンのフタを開けたり閉めたりを繰り返すと、蒸気が逃げ、温度は下がり、餡と皮がパサパサになって美味しく仕上がりません。フライパンのフタを開けるタイミングは、ただし、ゆで過ぎは餃子の皮が崩れる原因になるので、長くても7分たったらフタを開けてください。フタを開けると、すぐに水分は飛ぶはずです。「餃子を焦がしてしまう」という失敗、誰しもが通る道かと思います。絶妙な焼き加減は一瞬ですので、早過ぎず遅過ぎずのタイミングで餃子をフライパンから引き上げることが重要となります。最初は、トングを使ってちょいちょい焼き目を確認することをお勧めします。餃子のふちが黄金色になっていたら、火を止めて、餃子を引き上げましょう。次は美味しく食べる秘訣を伝授しましょう。餃子は、野菜と肉と小麦粉にバランスよく調味料が加えられた「料理」です。餃子自体に味があるのに、タレを加えてしまうと全てタレの味になってしまいます。せっかく遠くから届いた料理を、タレの味にして食べるのはもったいない。まずは、何も付けずにお召し上がりになりませんか? 皮と餡のうま味をじっくり味わってみましょう。タレなしで食べた上で、その餃子に最適な調味料(フレーバー)を検討してみるといいのではないかと思います。餃子に合うフレーバーは、スタンダードな酢・ラー油・醤油だけではありません。意外と、イエローマスタードやバルサミコ酢を使っても美味しいですよ。