赤ちゃん 初語 ランキング

赤ちゃんが初めて意味のある言葉を話す平均時期は1歳前後ですが、その言葉はさまざま。今回は、赤ちゃんが初めてしゃべった言葉ランキングをご紹介します。 この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。赤ちゃんが何かを話し出すことと意味がある言葉を話し始めることには大きな違いがあり、その時期には個人差があります。厚生労働省の調査結果によると、赤ちゃんは1歳6か月までに約9割の子が「何らかの意味のある言葉(単語)」を話せるようになるそうです。たとえば、「まんま」「はい(はーい)」「ワンワン」などです。そのため、定期健診で発達の遅れや異常がなく、普段の家庭環境も問題なく過ごせているようであれば、1歳6か月ごろまでは意味のある言葉が話せなくても過剰に心配する必要はありません。もちろん1歳6か月を過ぎてからは改めて、知覚、知能、聴覚などを注視しながら成長を見守らなければいけません。赤ちゃんが言葉を話す大まかな流れは以下を参考にしてください。ところで、もちろん同じ月齢の日本中の赤ちゃんの中で1番早く単語を話し始めたとしても、東大や京大に行けるわけではありませんが、やっぱり気になりますよね(^_^;)また、「まんま」や「ワンワン」など赤ちゃんがどんな言葉を初めて話すのか、それぞれの言葉をどれくらいの時期で話し出すかも気になります。そこで今回は、赤ちゃんが単語を話し始める平均月齢と赤ちゃんが初めて話した意味のある言葉をランキング形式でお伝えしたいと思います。厚生労働省は10年に一度、「乳幼児身体発育調査」という子供の発育に関する調査を行なっています。その項目の中に「一般調査による乳幼児の言語機能通過率」というものがあります。この調査は、一語以上の意味がある言葉を話す幼児の割合を示すものです。平成22年度の「乳幼児身体発育調査」の結果を見ると、生後7-8か月未満で「何らかの意味のある単語」を意図的に話す子供は2.2%いるということがわかります。また、生後11-12か月未満が40.9%、生後12-13か月未満が57.6%となっているため、およそ1歳のころが意味のある初めての単語を使い始める平均的な時期だということがわかります。では次に、赤ちゃんが初めて話す言葉は何なのか、また言葉ごとの平均的な時期はいつごろなのかというランキングです。このランキングはNTTコミュニケーション科学基礎研究所が2007年に調査した結果です。少し前の調査結果ですが、当時の赤ちゃんの言葉と現在の赤ちゃんの言葉には、それほど大きな変化はないと思います。1位から順番に赤ちゃんが初めてしゃべった単語(言葉)が20位までランキングされています。カッコ内はその言葉を平均で生後何か月に話すことができるようなったかです。予想通り、赤ちゃんが初めて話すことができる「何らかの意味のある単語(言葉)」は、「まんま」が一番です。しかも、他の言葉に比べて圧倒的に早いですね。「ママ」と「パパ」の順位がほとんど変わらないのは意外です。16位の「アンパンマン」も特徴的です。子供が最初に夢中になるアニメは、アンパンマンだということがわかります。では、「アンパンマン」などのキャラクター人気はどうでしょうか。同じくNTTコミュニケーション科学基礎研究所の調査で赤ちゃんが話したキャラクターランキングを見てみます。2位に「うーたん」が入ってますね。これは「いないいないばあ」のキャラクターですが、先ほどの「赤ちゃんが話した単語ランキング」の6位にランクインしている「ワンワン」は犬のことでしょうか、それとも「いないいないばあ」のキャラクターのワンワンのことでしょうか(^_^;)もしかしたら、赤ちゃんが初めてしゃべったキャラクター名ランキングは「アンパンマン」が1位ではなく、「いないいないばあ」の「ワンワン」かもしれません。うちはおそらくそっちです。「まんま」「ママ」「パパ」が早いのは当たり前として、「ハイ(ハーイ)」はお返事として身につき、「バイバイ」は初めてのあいさつとして身につき、「ないない」は初めての躾として身につき……と、赤ちゃんが話す言葉は家庭の特徴が出るので面白いですね。「よいしょ(よーちょ)」は何かものを運ぶときにママが声掛けしてあげることで身に付き、「くっく」「たっち」は散歩に行くときにセットで使います。また、ランキングにはありませんが「どうぞ(どうじょ)」が身につくころには、「ありがとう(あんと)」も赤ちゃんが頻繁に話す言葉だと予想できます。当たり前ですが、赤ちゃんが成長して言葉をしゃべることができるのは、ママやパパが言葉を繰り返すことで口マネができるようになるためです。そのため、赤ちゃんに話しかけること・語りかけることはとても大切です。赤ちゃんへの語りかけは、赤ちゃんの言語能力を高めるだけでなく、ママやパパ自身の親の自覚も促します。もし赤ちゃんに語りかけることが苦手な人は以下のポイントを参考にしてください。赤ちゃんの言葉は、赤ちゃんが自分の意思で声を出す「まー」「ばー」「ぱー」「ぶー」「だー」などの喃語のころから始まっています。そのため、赤ちゃんが話す言葉の意味がわからなくても、また、ママが話す言葉の意味が赤ちゃんに伝わらなくても、赤ちゃんとコミュニケーションを取ろうとすることが大切です。赤ちゃんには積極的に語りかけ、赤ちゃんの発声にはオウム返しでニコニコ応えてあげることが、赤ちゃんの言葉の発達を促します。もちろん、ママが赤ちゃんに毎日話しかけるのは当たり前として、パパも積極的に赤ちゃんに話しかけてください。これは、赤ちゃんの言葉の学習もそうですが、ママだけではなくパパとの愛着形成のために必要な行為です。パパは、仕事から帰ってきて赤ちゃんが眠っていたとしても、赤ちゃんに話しかける習慣を付けましょう。たとえ一方通行の会話でも、語りかけに慣れればコミュニケーションをとる感覚は身につくはずです。ただし、パパは赤ちゃんを起こさないように静かにお願いします(^_^;)まーさ保育士資格、幼稚園教諭免許(一種)を取得後、保育園・幼稚園・支援センターを複数回経験して、もうすぐ業界歴20年です。 仕事と2人の子育てをこなしつつ、勉強をしつつ、ゆっくり情報を発信しています。 カテゴリーサイトについて Copyright© 育児ログ , 2020 All Rights Reserved.

ご機嫌な赤ちゃんを見ながら、「この子と会話ができるようになったらどれだけ楽しいだろう!」とわくわくすることはありませんか。赤ちゃんは、いつから言葉を話せるようになるのでしょうか?では、月齢と言葉の関係や話しかけ方、親が使う赤ちゃん言葉の是非など幅広くご紹介していきます。初語ランキングも紹介するので、ぜひ育児の参考にしてください。国立成育医療研究センターが公表しているデータによると、赤ちゃんは月齢ごとに言葉への関わり方がどんどん変化していくようです。・2か月 「あー」「うー」などの発声発達は人それぞれに異なりますが、およそ9割の赤ちゃんはこのような変化を辿ります。「うちの子はこの月齢なのにまだコレができない」など焦らず、今しかないかわいいおしゃべりを楽しんでくださいね。赤ちゃんの中では、日に日に「言葉の芽」がたくさん育っています。でも、赤ちゃんと二人きりで育児をしているとなんとなく孤独に感じませんか?言葉が話せない赤ちゃんには、「赤ちゃんが発声したときに同じ発声で応える」だけで十分といわれています。たとえば赤ちゃんが「あーあー」と発音したら、赤ちゃんの目を見たりスキンシップをしたりしながら、「あーあー」と返してあげてください。何かを指さして「うー」と言っているのなら、「うー!あれは葉っぱだよ」など、赤ちゃんの問いかけに対して同じような言葉で答えたうえで、正しい言葉を教えてあげましょう。赤ちゃんがいるご家庭では、「この子がしゃべるようになったら一番初めに『ママ』って言ってほしいわ」「いや俺になついているから『パパ』だろ」なんて微笑ましい会話が繰り広げられることもあるでしょう。NTTコミュニケーション科学基礎研究所が行った調査によると、赤ちゃんの初語ランキングは以下の通り。1位 ばぁ(いないいないばぁの流れで)「ママ」「パパ」はまさかの4~5位。1位の「ばぁ」は、発音的には「バー」と1語を伸ばすだけなので赤ちゃんにとっては言いやすいのかもしれませんね。また3位の「わんわん」は、犬を指すわけではなく、動物全体のことを「わんわん」ということも多いようです。猫が歩いていても「わんわん」、鳥が飛んでいても「わんわん」。こんなとき、「今から正しい言葉を教えておかないと誤った認識で定着してしまうのでは」と心配されることもあるかと思いますが、まだ赤ちゃんの段階では特に正す必要はありません。気になるようなら、猫を見てわんわんと言ったときには「そうだね、猫が歩いているね」など、そうだねと肯定したうえで正しい言葉をさりげなく混ぜてあげてください。「違うよあれは猫だよ」と頭ごなしに否定しないことがポイントです。成長につれて自然と正しい言葉が身につきますし、何より今は好奇心の芽を摘まないことのほうが大事な時期ですから。赤ちゃんに、つい「赤ちゃん言葉」で話しかけるご家庭は少なくないでしょう。たとえば本来であれば「犬がいるね」と話しかけるべきところを「わんわんがいるね」、「そろそろ寝る時間よ」のところを「そろそろねんねよ」など・・・。赤ちゃんがこのまま「赤ちゃん言葉」を正しい言葉として覚えてしまってはいけない!と焦りを感じるパパママは多いですが、実は「赤ちゃん言葉を使ったほうが赤ちゃんの言葉の発達が早い」という研究結果があります。米ワシントン大学とコネチカット大学の共同研究によると、「赤ちゃん言葉で話しかけていた家庭」と「赤ちゃん言葉をあまり使わなかった家庭」において2歳時点での語彙力を比較したところ、ボキャブラリーに3倍もの差がついたということです。「赤ちゃん言葉で話しかけていた家庭」は、平均433語。「赤ちゃん言葉」は、単純な音の繰り返しが特徴です。「わんわん」「にゃーにゃー」「ねんね」のように、同じ音を繰り返すのは赤ちゃんにとって耳障り抜群。あっという間に過ぎ去ってしまう赤ちゃん時期だからこそ、親も子も赤ちゃん言葉を存分に楽しんでくださいね!赤ちゃんの言葉の発達は、月齢と共に進歩していきます。「うちの子はまだ言葉を話さない」と頭を抱えていたとしても、実は「あっ!」などが意味のある言葉として発せられていることも。ぺらぺらとおしゃべりができるようになるのも嬉しいですが、わたがしのように甘くてふにゃふにゃな発音を楽しめるのは今だけ。言葉の発達を楽しみながら、赤ちゃんの成長をゆったり見守っていきましょう。