アーチャー セイバー 再会 SS

アーチャー「よし、家出をしよう」 アーチャー「しばらくいなくなることでセイバーに私が如何に大事な存在であったかを再認識させるのだ」スタスタ アーチャー「凜、私は少しの間留守にするぞ」 凜「ふーん、どっか行くの? セイバー「これは料理の雑誌です。いつも英雄王がこれをポストに入れてくるのです」 ライダー「…あの人も懲りませんね」ヤレヤレ セイバー「それより見てくださいこの料理!是非食べてみたいのですがシロウでもつくれないそうなのです…」 セイバー「士郎、ご飯よりお金が欲しいです」 士郎「! ?」 Fate 23118 11 衛宮士郎 セイバー 遠坂凛 アーチャー 謎の金髪の青年(ギルガメッシュ) 間桐桜 ライダー ランサー Good 6 Tweet 0 をクリックすると、その人の書き込みとそれに セイバールートに近い、けれど士郎の本命が誰でもなかったルートの後に(ぶっちゃけセイバールート後でも可)士郎は凛とロンドンには行かず、一人で旅をしていて。十年後、外見はアーチャーになった士郎が聖杯解体の最中、桜のところ帰ってくる(だけの)話。

アーチャー(よし、腕を存分に振るった甲斐あって……皆からの評価は完璧だ、これならセイバーも喜んでくれたはず……)チラッアーチャー「凜の言う通り、優しく声を掛け続けてはいるが……ここまで徹底されると流石に堪えるものがあら……」アーチャー「強引に見える手かもしれんが……案外コロッと落ちて私を許してくれるかもしれないぞ」セイバー「アッガイ……! そこです……! そこ……!」ピコピコアーチャー「何かセイバーと仲直りできる良い方法は無いものか……」アーチャー「伊達に……最優のサーヴァントと呼ばれてはいない……か……」アーチャー「いや、いいんだセイバー……元はといえば君の挑発に易々と乗り……アッガイ相手に大人げなくターンXを連続使用した私に落ち度があったのだ……」アーチャー「ふむっ、ここからなら衛宮邸を一望することができるな……」アーチャー「向こうは引きこもりが解決して……ますます仲が良くなったようだな……」セイバー「というわけで……失礼を承知で詫びます……今までの貴方に行った無礼の数々……どうか許してください」ペコッアーチャー「どうやら別の手を……試した方が……良さそうだな……」アーチャーがセイバーをゲームでボコボコにしたらガン無視されるようになってしまったよアーチャー「許せ! セイバー! 我が骨子は捻じれ狂う……! カラドボルグ!!」ブンッセイバー「はいっ、毎日毎日オンラインマッチングで鍛えました! そして今では連勝が続くようになりました! 今が勝負の頃合いなのです!」スタスタ凜「流石ね、アーチャー……どれも絶品だわ……この餃子なんて特に……」アーチャー「凜の言う通り、優しく声を掛け続けてはいるが……ここまで徹底されると流石に堪えるものがあら……」アーチャー(あの笑顔は本物だ……嘘であるはずがない……セイバーは私の料理を純粋に味わってくれている……)アーチャー「そ、そうだったのか……私はてっきり……無視されるのはゲームに負けたので不貞腐れているからかと……」アーチャー「だ、駄目だ……正面からではまるで……歯が立たない……」アーチャー「まさか胃袋を掴んでも口を利いてくれないとは……弱ったな……」セイバー「はいっ、私は誰にも頼らず自分自身の力で強くならねばならなかったので……アーチャーとの会話はわざと避けていたのです」アーチャー(馬鹿な……この量で全く満足していないとでもいうのか……? だが……)セイバー「た、確かにあの時は悔しすぎてつい逃げ出してしまいましたが……アレは私にアッガイを動かす力が足りなかっただけのこと……貴方に怒るのはお門違いです」セイバー「時は満ち……ついに決着の時は来ました……さあっ、勝負です!」スッセイバー「そんな馬鹿な……あれだけ修練を積んだというのに……!」セイバー「今思えば……私は貴方をそこまで追い詰めてしまっていたのですね……本当に申し訳ありませんでした……」セイバー「それと! くれぐれも手を抜くような真似はしないくださいね!」アーチャー「24戦中……1勝23敗、か……まあ君も少しは腕を上げたようだが……まだまだ私には及ばな……」アーチャー「セイバー、良いレストランを見つけたのだが……もし良ければ一緒にどうかね」アーチャー(な、何て力だ……完全に抑え込んだと言うのに……! まさか反撃してくるとは……!)アーチャー「小手先な手は通じない……ならば……セイバーの胃袋を掴むまで……」アーチャー(二週間待っても駄目だったのだ、この手は諦めるとしよう……)アーチャー「セイバー、良いレストランを見つけたのだが……もし良ければ一緒にどうかね」セイバー「………………」ドゴッ ドゴッ ドゴッ ドゴッアーチャー「向こうは引きこもりが解決して……ますます仲が良くなったようだな……」セイバー「罪悪感は勿論感じていましたが……これも全てアッガイと私が貴方を打ち倒すために必要なことだったので……」アーチャー「しばらくいなくなることでセイバーに私が如何に大事な存在であったかを再認識させるのだ」スタスタセイバー「アッガイ……! そこです……! そこ……!」ピコピコセイバー「まあ……錯乱して私に襲いかかってきたときはつい本気で抵抗してしまいましたが……」セイバー「モグモグモグモグモグモグ」ニコニコニコニコアーチャー「ふっ、その自信の様子だと相当修練を積んだと見えるが?」スタスタアーチャー「何かセイバーと仲直りできる良い方法は無いものか……」アーチャー(何てことだ……この私がたかだかテレビゲームなんて物をここまで面白く感じるとは……)アーチャー(そもそも私が衛宮邸にいないことが多かったからか……皆、私が消えたことにそれほど違和感を抱かなかったようだ……)アーチャー「ま、待ってくれセイバー! 俺は……! 俺はまだ君とゲームを……!」凜「ふーん、何だかよく分からないけど……お疲れ様」バリボリセイバー「フフッ……燃えてきました! 今度こそアッガイで貴方に勝ってみせます!」スタスタアーチャー「いくら情に訴えても駄目ならば……もうこのような手で訴えてみるしかあるまい」アーチャーがセイバーをゲームでボコボコにしたらガン無視されるようになってしまったよ アーチャーが背中のセイバーを降ろす。いつのまにか、大聖杯の元に着いていたらしい。そこには、胸に短剣の刺さった死体がある。あの、言峰という神父だ。死に顔は意外にも穏やかそのものだ。「セイバー!それに、アーチャーまで…」

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