熊本大学 脳神経 外科 武笠

バス (約.

熊本大学脳神経外科関連施設および協力施設が共同し、現在まで熊本県脳腫瘍の発生率を調査する研究を25年以上も続け、その成果は、中枢神経原発胚細胞腫において欧米より日本では、発生率が高いとするなど報告してきました。

会場: 熊本大学医学部医学総合研究棟3 階 講習室. 昨年7月熊日賞を受賞させていただきました。現役でこのような過分な賞を受賞できるとは思ってもいなかったので、嬉しい限りです。8月12日には同門の先生方に祝賀会を開いていただきありがとうございました。Localな疾患をひたすら研究していたらglobalな疾患に発展し、まさにglocalな研究に発展し評価されました。研究を指導してくださいました荒木叔郎先生、ご推薦頂いた安藤正幸先生に深謝申し上げます。これに加え9月の世界神経学会でPhzer Co.から一寸したAwardを頂きました。2015年の10月から熊本市のFM放送局、FM791で「映画と恋と遺伝子と」という30分番組を月に2回担当していましたが、昨年4月から医学部長、研究部長を拝命し、万が一ラジオで失言しては大変と考え、心残りではありますが、休止いたしております。Medical QOLに連載していた「開業医のための「誤診しやすい」遺伝性疾患の話」はついに17年数か月連載を続け、200回目を超えたことから、医歯薬出版社にお願いして、これを「映画に描かれた疾患と募る想い」という題で出版いたしました。また「臨床と研究」に2年連載した「恋と映画と遺伝子と」のコラムも、九州大学の久保千春総長や住本英樹医学部長との対談を織り込んで大道学館出版社から同様の題で出版していただきました。熊本大学は文部科学省によって、3年前Research University 22(RU-22)に選ばれております。これは日本の大学の中から、研究で世界に情報発信をする大学ベスト22の大学が積極的に研究し、世界に情報発信するべきであるというメッセージに他なりません。薄給の中で大学にいる意義は、何といっても研究ができることであり、研究をして新たな疾患を発見する、新たな診断法の開発をする、新たな病態を解明する、新たな治療法の確立を行うなどの活動を通して、世界に情報発信することにあると信じます。幸い神経内科は昨年度70本を超える英文を出し、それぞれの研究分野で情報発信できていることは喜ばしいことですが、来年度に向け、よりハイレベルのジャーナルに採択されるよう指導していきたいと希っております。昨年度も県外の病院も含め数多くの新患の紹介をいただき、その数は年々確実に増えております。新規入院患者数もずっと右肩上がりの状況が続いており、かつて病院の収入という点では「スルー」されていた神経内科も病院執行部からお褒めいただく存在感の大きい診療科に変貌を遂げてまいりました。病院の方針として、新患の増加数、パス使用患者数、DPCII期以下での退院患者数などを指標に、27診療科でランクをつけ、インセンティブを与える制度が導入されておりますが、パス使用や短期入院などが不得意な神経内科にあって、皆で知恵を出し合い努力し、総合3位のご評価を頂き、昨年もインセンティブ助教2名をいただくことができました。高松病棟医長をはじめとする、診療にタッチしている医局員の努力の賜物であると考えております。最近リサーチセミナーを聞いていると、「教室全体として研究力がアップしてきたな」、と実感するようになって参りました。神経内科領域のトップジャーナルに次々に論文がアクセプトされ、着実に人が育ちつつあり、次世代の神経内科を背負って立つ新しいリーダーが確実に生まれつつあることを実感しております。放任主義では人は育ちません。「厳しからざるは之師の怠りなり」を胸に、引き続き研究力アップのために指摘すべきことはきちんと指摘する体制を堅持し若い神経内科医、研究者を育てていきたいと思います。昨年度も、5月のスイカ割り、6月の医局説明会、7月の医局旅行(別府城島高原、地獄めぐり)、11月の九大とのサッカー対抗戦、12月の忘年会、1月のぜんざい会などなどイベントを随所に盛り込み、多くの神経内科関連の方々に喜んでいただきました。昨年は夏の医局旅行には病棟ナースの参加が一段と増え100人を超える方々に御参加いただき、楽しい時間を過ごしました。また九大とのサッカー対抗戦は11月に熊大グランドで行いましたが、4-2(教授が出場するとハーフ毎に1点ずつゲットするため私と吉良教授の各2点が加わっています)で見事勝利を収めました。これまでの対抗戦ではいまだに負け知らずです。試合後はこれまで同様、銭湯で裸の付き合いをした後、楽しい交流会の場が持たれました。こうした活動に加えて昨年度も医局対抗サッカーにも参戦しております。昨年度も、5月のスイカ割り、100人近い方々に参加いただいた夏の医局旅行(皆で長洲の海岸で行った地引網は最高でした)、火の国祭りのおてもやん総踊り、九大とのサッカー対抗戦、忘年会、餅つき、とイベントを随所に盛り込み、多くの方に喜んでいただきました。九大とのサッカーの対抗戦は11月に熊本で行いましたが、荒木名誉教授は熊本大学、九州大学両方でつながりが深いため、観戦に来ていただきました。今回は後半に守備が乱れ、2-2の引き分けでした。試合の後は一昨年同様、銭湯に行き、裸の付き合いをした後、楽しい交流会の場が持たれた。こうした活動に加えて昨年度も医局対抗サッカーが何試合かあり、教授が前・後半出場すると計2得点獲得するため、いい年ですが必死に出場しております。我が方の決定力不足は深刻で、未だ勝利を得るに至ってはいません。来年度はサッカーや野球ができる入局者を増やしたいと思っております。4月より医学部長、大学院生命科学研究部長、大学院教育部長の三役を拝命いたしました。昨年6月末、全く誘因なく蜂窩織炎を患いました。突然のように左足が熱感をもって腫れはじめ、次の日には痛みをもって左足全体が象の足のように腫れあがりました。当初クラビットで様子を見ていたのが何よりの間違いでした。発症して3日目にはついにCRP20.0、WBC 19,100、39℃の発熱を来す状態となりました。慌てて神経内科に入院し、セフェム系第一世代のセファゾリンの点滴を始めましたが、しばらくは38-39℃台の発熱が続き、以後1か月にわたり朝夕セファゾリンの点滴を続ける羽目になりました。その間、教授会2回、教授選考セミナー2回、毎週月曜日の回診、火曜日の外来は一回も欠かさず、解熱剤を頻用しながらこなしました。休んだ日は一日もありません。一番困ったのは闘病中に競争的基金のセミナーに文科省に呼ばれたことですが、大学院教育委員長の富澤教授に「僕、これで東京にったら死んでしまう。欠席していいかなあ」と申しましたところ、「医学部長が文科省の呼び出しに行かないなんてありえません。先生が死んだら北里柴三郎の銅像の横に先生の銅像を建てますから」というので、赤く腫れあがった足を引きずりながら上京し、羽田のソバ屋で富澤先生にセファゾリンの点滴をしてもらいました。つくづく、自分の代わりは誰もいないのだということを思い知った限りです。任期は2年ですが、折り返し点を過ぎ、日を折るように毎日を送っております。そもそも国にお金がなく分配を強いられる部局運営の中で、いかにして時代に即応した医学部を構築するか、ベストアンサーなどありはしないのですが少しでも研究しやすい、診療しやすい医学部を作るために最後まで尽力する所存です。相変わらず全国の神経内科医局入局者は平均2-3人で日本神経学会員数も八千人台で頭打ちとなっております。一方で、熊本大学神経内科は入局者数を大きく増やしていることから、その実績を還元すべきとのことで、全国神経内科全体の入局者数を増やすミッションを背負い、神経内科学会卒前・初期研修教育委員会委員長を務め活動しております。昨年作成しました全国の様々なキャリアを持つ神経内科医が出演する入局勧誘のDVDは売れ行きも上々で神経内科の影のヒット商品になっているとのことです。ところで昨年度は一念発起し、神経学会理事選挙に出馬しました。31人の神経内科領域の著名な先生方が立候補されましたが、蓋を開けてみると沢山の票が集まり、7位と高位の当選となりました。同門の先生方のご支援の賜物と心から感謝申し上げます。高橋代表理事からは、災害対策委員長を拝命し、これまで行ってきた卒前・初期臨床研修教育委員会の委員長としての仕事と共に神経学会の活動を盛り上げていきたいと思います。「アミロイドーシス診療体制構築事業」は、アミロイドーシスに関連した疾患のコンサルテーションを全国から受け付け、年間500件を超える依頼を北は北海道から南は沖縄に至るまで受け付けてきました。日本全国にこれほどアミロイドーシスに苦しむ患者さんがいて、診断すらなされていなかったことに改めて驚いています。本事業に対しこれまで「地域医療再生計画」の基金から大きなお金をいただいておりましたが、事業自体が平成27年度で終了するため、新たなプロジェクトとして、「メディカルスタッフの人材を介して行う次世代型包括的神経難病診療体制の構築」(山下太郎特任教授、高松孝太郎特任助教)を県の支援を受けて立ちあげることができました。実に神経内科に四つめの寄付講座ができたことになります。本事業は、これまでのアミロイドーシス診療体制構築事業をその中に組み込みながら、神経難病全体に視野を広げ、これに関わってくださる看護師、理学療法士、薬剤師などを育成していこうというものです。このプロジェクトが長く続くよう、鋭意努力していきたいと決意を新たにしております。医学科長(副医学部長)として二期目を迎えております。かつて国家試験の成績が悪い大学として、熊・鹿・長(くましかちょう:熊本大学、鹿児島大学、長崎大学)と揶揄されることを潔しとせず、学生と対話に務め、受験体制の整備に務めてまいりました。その結果、昨年度は全国80の医学部の中で14位、国立系大学では9位という嬉しい結果を得ました。この三年半様々な会議や、式典に駆り出され、学会活動や講演と合わせるとほとんど休日がないような時間が流れておりますが、「忙しいうちが花、きっといいことがある」と思って日々を送っております。2018年3月25日から29日まで熊本KKRホテルで、世界アミロイドーシスシンポジウム(ISA 2018 in Kumamoto)が行われました。実に39カ国から750人を超えるamyloidologistが熊本に会し、最先端の研究成果が発表されました。1980年代の本会は百数十人が集う小さな学会でしたが、21世紀に入りアミロイドーシスのいくつかのタイプで、画期的な治療法が出現し始めたあたりから参加者が増え、会を追うごとに開催日も増え、大きな学会になって参りました。これまで本疾患は36種類の原因蛋白質が同定されていましたが、我々の研究グループはEFEMP1という蛋白質が作る新たな老人性アミロイドーシスを発見しました。かつてはアミロイドーシスの中でマイナーな疾患であった家族性アミロイドポリニューロパチーは早期診断から治療法の開発まで飛躍的な進歩がみられ、今やアミロイドーシス研究を牽引しているコアの疾患だということができます。私どものグループも前述の新たなアミロイドーシスの発見に加えて、新たな診断法、病態解析、治療法の開発で注目される研究が行われ、それらの成果が発表されました。日本で行われる国際会議は通常参加者の多くが日本人という、いわゆる「なんちゃって国際学会」がほとんどですが、今回の学会は前述の参加者の多さに加え、7割以上が海外からの参加者で、多くの参加者から、「海外の学会に参加しているようだ」との声が聴かれました。学会開催期間が運よく桜の満開の時期と重なり、雨も一滴も降らず、常彩苑で行われた「花見」に彩りを添えましたが、海外からの参加者が桜の美しさを口々に賞賛しておりました。バンケットは蒲島県知事、大西市長、原田学長などのご列席のもとに500人ほどの参加者を得て行われましたが、私ども家族のピアノとチェロの演奏、娘のアベマリアの独唱、山下太郎君の趣のある手品、林家今丸さんの切り絵、医局員によるミニオンズ、忍者の出し物など手作りのバンケットを企画したところ、スタンディングオベーションまで巻き起こる盛会ぶりでした。昨年度も関東や関西など県内外の病院よりの紹介患者も含め、数多くの新患御紹介をいただき、その数は年々確実に増えております。新規入院患者数も右肩上がりの状況が続いており、かつて病院の収入という点では「スルー」されていた神経内科も病院執行部からお褒めいただくほどに、存在感の大きい診療科へ変貌を遂げてまいりました。ベッド数をこれまでの26床から28床、30床と増やして参りましたが、相変わらず入院待ち患者が80人を超える状況であり、嬉しい悲鳴を上げております。ただ、難病を抱えた患者さんの入院が遅くなるのは心苦しい限りですので、病病連携を更に密に構築して、円滑な病棟運営を目指していきたいと希っております。2015年の10月からFM791で「映画と恋と遺伝子と」という30分番組を月に2回担当することになりました。私の好きな映画の紹介に始まり、関連したラブソングをかけ、神経難病を一つ一つ紹介していく構成にしていますが、評判は上々で、半年と思って始めた番組も、やがて1年になろうとしております。始めた頃は心に負担を抱え込んだような気持ちになり由鬱な時間が流れておりましたが、随分慣れてきて、月にたった1時間の収録ですが、日々の雑事から離れた異次元の時間が流れ、今は楽しみに変わってきました。大学病院や一部の地域中核病院には専門医もしくは経験豊富な医療スタッフがいる一方で、一部の地域では在宅医療に実際に携わるスタッフは神経難病の理解が乏しく、また経験も浅い場合が多く、地域の在宅専門医やメディカルスタッフにとって神経疾患診療へは参入しづらい状況が続いております。また、神経症状の進行とともに通院困難になった患者に対してのサポート体制が依然として十分に行き届いていないのが現状です。また居住地による医療格差も大きく、在宅医療の理念である患者の自宅での生活に沿った患者主体の医療サービスが損なわれている状況にあります。このような状況の元、大学神経内科では、昨年度NPO法人「希望の森」を設立いたしました。本年度から動き出しました熊本県の事業である「メディカルスタッフの人材育成を介して行う次世代型包括的神経難病診療体制の構築」と機関車の両輪となり、患者の支援や、医療を支えるメディカルスタッフの育成を行いながら、熊本県の神経難病患者がおかれた状況を少しでも好転するように頑張っていきたいと希っております。神経内科の教授を拝命し約6年の歳月が流れましたが(7年度目)、医局員が確実に力をつけてきて、研究・診療・教育のいずれの点においても学内外で高く評価される教室に発展してきたかに思われます。

武笠 晃丈 講師 ... 日本脳神経外科学会専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 臨床遺伝専門医 日本脳卒中学会専門医. 熊本市中央区本荘1-1-1 Tel: 096-373-5219 (脳神経外科医局) JR 熊本駅から. tel 096-373-5893(代表) fax 096-373-5895 休日・夜間 096-373-7021 分):第1環状線【駅2】、中央環状線【駅3】、 熊本駅長嶺線【鹿. 回日本脳神経外科学会九州支部会 会場のご案内. 悪性脳腫瘍に対する当院のケトン食療法の取り組み 篠島 直樹 , 前中 あおい , 牧野 敬史 , 中村 英夫 , 黒田 順一郎 , 上田 郁美 , 松田 智子 , 岩崎田 鶴子 , 三島 裕子 , 猪原 淑子 , 山田 和慶 , 小林 修 , 斎藤 義樹 , 三原 洋祐 , 倉津 純一 , 矢野 茂敏 , 武笠 晃丈 15. 3

熊本大学大学院生命科学研究部 先端生命医療科学部門 脳・神経科学分野 脳神経内科学講座 〒860-8556 熊本市中央区本荘1丁目1番1号. 最終更新日 2020/5/15 一般社団法人日本脳神経外科学会 組織図(260kb) 役員および委員会一覧(181kb) >>委員会一覧役員一覧 理事長冨永 悌二東北大学 常務理事新井 一 順天堂大学齊藤 延人東京大学宮本 享京都大学 理事飯原 弘二国立 熊本大学病院のご案内。熊大病院 診療科一覧、入院案内、交通アクセス等。本院は、高度な医療安全管理によって、患者本位の医療を実践し、医学の発展及び医療人の育成に努め、地域の福祉と健康に貢献する。The information of the Kumamoto University Hospital.