慶應義塾大学病院 整形外科 渡辺
慶應義塾大学病院の公式Webサイトです。我々は福澤諭吉の精神にもとづき、患者さんに優しく信頼され、先進的医療の開発、人間性と深い医療人の育成を実行してまいります。このページでは弊社の「整形外科」について掲載しております。 慶應義塾大学医学部整形外科学教室は、大正11年(1922年)6月16日に開講され、 2012年には教室90周年を迎えました。 第7代戸山教授に至るまで、先代教授のもと常に日本の整形外科をリードしてま … 整形外科医(整形外科全般。勤務医時代は脊椎) 1995年 昭和大学卒業(形成外科) 1996年 慶應義塾大学(整形外科) ※以後、関連病院にて脊椎専門にて勤務医. 健康の維持には歩けることは大切なことですが、ひざ関節が丈夫であることは重要な要素です。ご高齢の方であれば関節軟骨の変性、骨の変形などによる変形性膝関節症になりやすく、その予防、そして人工関節、骨切りなどによる治療を行っています。また若い方であればスポーツなどによるけがで膝関節の軟骨、半月板、靭帯などをいためることがありMRIなどによる診断、保存的または手術などによる治療をおこなっています。© OGIKUBO HOSPITAL, All rights reserved.ケガはもちろん、その後遺症に悩んでいらっしゃる方、スポーツ障害、神経麻痺や腫瘍、関節リウマチ、変形性関節症、骨壊死の患者さんなど多岐に渡ります。症状で言うと、痛い、力が入らない、動かない、しびれる、腫れている、変形している、しこりが触れるなど、本当に何でもありで、これが多いというのは難しいです。 高齢の方はもちろん、外傷などは若い人の方が多いです。スポーツでケガした方とかたくさんいます。出身大学によって多少の違いはありますが、荻窪病院の手外科の範囲は、肘の上から指の先までです。肩は入っていません。今年度より入職いたしました。地域に根付いた医療を行えるよう、丁寧な診察を心がけてまいります。よろしくお願いいたします。手肘の外傷とその後遺症、スポーツ障害、変形性関節症、関節リウマチ、末梢神経障害、腫瘍など非常に多くの症例を診療してします。誠に恐縮ですが、紹介予約制とさせていただいています。“足の外科”とは“足首からつま先まで”すなわち“長靴に入る部分”を対象とする整形外科のひとつの専門分野です。“足の外科”では足・足関節の骨折・外傷、スポーツ障害、捻挫後の疼痛遺残、外反母趾、変形性足関節症、扁平足、関節リウマチによる足部変形および糖尿病による足部変形や感染など多くの疾患に対応しております。最近では内視鏡手術に力を入れており、術後の痛みも従来より軽度で済むのが特徴です。 “足”でお悩みの方、当院地域連携室にご相談ください。 渡辺整形外科は東京都日野市にある、整形外科、リウマチ科、リハビリテーション科を標榜する医療機関です。 当院の最寄駅は豊田駅です。 院長の渡辺 理は、慶應義塾大学医学部の出身です。 慶應義塾大学病院 整形外科: 1991年: 慶應義塾大学関連病院を複数勤務: 2002年: University at Buffalo, The State University of New York: 2003年: 米国New England Baptist Hospital: 2004年: 済生会宇都宮病院 整形外科: 2006年: けいゆう病院 整形外科: 2008年: 済生会宇都宮病院 整形外科 2010年 久我山整形外科ペインクリニック 開院 「痛みをとる! 渡辺 航太慶應義塾大学先進脊椎脊髄病治療学講師1972年神奈川県生まれ。97年慶應義塾大学医学部卒業。同大医学部整形外科に入局、総合太田病院(現太田記念病院)整形外科等を経て、2002年から2年間、慶應義塾大学生理学教室に所属。04年同大医学部助手。 背骨の手術は他部位の手術と比較しても難易度が高く、習得するのが難しいといわれています。先ほど、当院における側弯症の手術は2時間程度、腰部脊柱管狭窄症の手術は1か所30分程度とご説明しましたが、この手術時間は他施設と比較しても短時間であると思います。早く、正確に手術が行うことができるのは、やはり先代から受け継いできた高い技術と、脊椎・脊髄外科を専門として数多くの手術を執刀している実績からなるものだと思います。手術を早く行うことで、手術部位が空気に触れる時間が短くなりますので、感染予防にも繋がりますし、出血量が減り、麻酔時間も短くなるなど、患者さんへの負担を少なくすることができます。腰部脊柱管狭窄症については病態に関する研究を行っています。腰部脊柱管狭窄症は加齢に従って増加するのですが、要因として骨粗鬆症や糖尿病、脂質代謝異常などの疾患も関与していることがわかってきており、背景にある要因を明らかにして、それに則した治療を行うことが重要になると考えています。例えば、脂質代謝異常が背景にある方の場合、手術で骨を削ったとしても、脂質代謝異常を治療しないと再発してしまう可能性もあるのです。要因となる疾患を予防し治療することによって、腰部脊柱管狭窄症自体を予防することも可能になると考えています。診療を行う際には、患者さんにとってベストな治療方法を一緒に考えていけるように心がけています。長年診療を行う中で多くの患者さんの治療に携わり、これまでの治療について振り返ることも増えてきました。そうした時に、手術する・しないを含めて、「患者さんにとって本当に必要な治療は何か」ということを考えるようになりました。その患者さんにとって正しい治療方法を考えることが大切であり、一般的な基準に照らし合わせて正しい適応だからと手術を行うと、患者さんがunhappyになる可能性もあります。そのため、患者さんのライフスタイルなども把握し、患者さんの背景を知った上で治療方法を考えることを重視しています。背骨の構造は非常に複雑で、現在でも明らかになっていないことが多くあるそうです。また、四足歩行をする動物は側弯症になることはなく、二足歩行をするヒトならではの病気だそうです!渡辺 航太先生は、「手術を担当した患者さんに対しては一生責任を持つ」と仰っており、非常に責任感の強い先生ですので、側弯症や腰部脊柱管狭窄症の治療について迷われている方は、一度ご相談されると良いのではないかと感じました。手術の技術を極めて、より早く、より正確な手術が出来るように追究し続け、よりよい手術方法の開発もしていきたいと考えています。また、先ほどお話したように、早期発見・早期治療、そして予防によって手術が必要となる人を減らしていくことも重要と考えています。整形外科の領域では、治療方法や治療に用いる機器、材料の開発を重視する傾向にありますが、もう少し原点に返って考えてみる必要もあると感じていますので、大学病院の役割として、臨床と研究の両方について取り組んでいきたいと考えています。腰部脊柱管狭窄症は高齢者の方に多くみられる疾患で、50才頃から増え始めます。脊柱管とは背骨の神経の通り道のことをいい、この部分が何らかの原因で狭くなることで神経が圧迫されてしまい、足に痛みやしびれが生じます。代表的な症状としては、少し歩くと足が痛くなってしまうので、少し歩いては休むことを繰り返す、間欠跛行といわれる状態があります。加齢による変性が原因となる疾患なので、そのままにしていると徐々に悪化してしまう場合もあります。また、患者さんの体にメスを入れる以上は責任を持ちますので、手術後は患者さんに来ていただける限りは他院の先生に診てもらうということはせず、いつまででも経過を診させていただきます。側弯症の手術を受ける患者さんは10代の若い方も多く、私達よりも長く生きていくことになりますので、組織としても長期的にサポートする責任があると思っています。大学病院という特性上、他院や地域の開業医の先生から紹介されて受診される患者さんが多く、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地からいらっしゃいます。私は、背中が曲がる側弯症などの脊柱変形や、腰の神経が通る管が狭くなることによって痛みやしびれなどを引き起こす腰部脊柱管狭窄症という疾患を主に診ています。腰部脊柱管狭窄症の治療については、痛みやしびれを抑えるためのお薬や、神経のブロック注射などで症状を和らげる方法もありますが、大学病院という特性上、手術を希望されて受診される方が多く、手術が必要な方が多いです。手術は狭窄が1か所であれば30分程度で行うことが出来ます。実は私が開発した手法になるのですが、棘突起縦割式椎弓切除術という術式では、従来の手法と比べて腰の筋肉や靱帯の損傷を軽減することが可能で 、いわゆる低侵襲手術といわれるものとなります。また、それまでは腰の骨を一部取ったり、手術用顕微鏡や内視鏡を用たりして側方から狭窄部にアプローチすることが一般的だったのですが、この術式では正中からアプローチすることで視野が良好になり、術者にとっても手術がしやすくなります。患者さんにとっても術者にとっても優しい手術ですので、多くの病院でも用いていただいているようです。当科は歴史ある診療科であり、先代の先生方の時代から現在まで、トップランナーとして臨床、研究に取り組んできた実績があります。また、人に教わったことは自身も人に教えるという風紀が根付いているので、教えることが好きな先生が多く、技術を惜しみなく他の先生にも指導してくださり、高い技術が代々受け継がれています。私は子どもの頃、サッカーに打ち込んでいて、将来はプロのサッカー選手になりたいと思っていました。しかし、中学2年生の頃、脛の骨を骨折してしまい、近くの病院で手術を受けることになりました。この時の経験から医療の道を意識するようになったということもありますし、その後、骨折が治癒するまでに約2年かかり、プロを目指すのも難しい状況でした。サッカー部の顧問である恩師からも、「人生塞翁が馬。落ち込んでばかりいないで、チャンスと捉えて勉強したら」と言われ、医師を目指して勉強をすることにしました。特発性側弯症の治療については、背骨の曲がりの程度や、患者さんの成長の段階によっても異なります。成長期の間だけ着脱式の装具で矯正を行うことで進行をコントロールできる方もいますし、背中の曲がる角度が大きい場合には、手術が必要になることもあります。手術を受けられる場合は、約2週間の入院期間となりますので、春休みや夏休みを利用して受けられる方が多いです。曲がり方の状態によっても異なりますが手術は約2時間となり、術後3か月程度コルセットのような簡単な装具を付けていただきます。