今日はKDIGO guideline 2020をちらっと見てみて、前回の膜性腎症の時にも少し記載しましたが、腎生検の必要性について、再考してみました。 月体形成性壊死性2.3％と、全体の30％近くを膜性腎症が占めている。 VOL.74 膜性糸球体腎炎（膜性腎症） ～Membranous nephropathy～ 一次性糸球体疾患の組織学的分類（WHO分類） A.微小変化 B.巣状分節状病変（巣状糸球体腎炎を含む） C.びまん性糸球体腎炎 病理 医による事が ... a 糸球体係蹄壁の肥厚（膜性腎症 ... lm, pas lm, pas lm, pas lm, pam 表. 膜性腎症は免疫複合体が糸球体基底膜上皮下に沈着することで基底膜の肥厚をきたす疾患で ... 病理組織像では光顕的に糸球体膜の重層化・二重化・肥厚が認められ、pam染色で糸球体基底膜上皮下にスパイク状・顆粒状の沈着物が認め ... 病因による分類. 急性腎不全の原因のレベルにより腎前性、腎性、腎後性と大別される。 腎前性急性腎不全 腎血流の低下により糸球体濾過率が低下し、乏尿となった状態。

僕自身、腎生検で病理を見るのは好きですが、腎生検の手技自体は実はあまり好きではありません。当然ながら、通常の血液検査やレントゲン検査と違って、あんまり多くないとはいえ、合併症があるからです。とは言え、腎生検手技を行わないと、診断できない疾患が多いので、行わざるを得ないのですが…。30代、腎臓内科専門医、内科専門医として勤務中。患者さんから専門医師まで役立つ情報の発信を目指していきます。あとはちょこっと医師のプライベートまで公開？前回のKDIGO guideline 2012にも腎生検の必要性について、記載があります。その中では、いわゆる腎疾患（腎炎やネフローゼ症候群）のマネージメントには腎生検は必須であるとされていました。唯一の例外はステロイド感受性ネフローゼ症候群だけで、基本的には腎生検は必須の検査であると。腎生検が腎疾患診断の「ゴールドスタンダード」であることは今も変わりません。それは自分自身もまだ、そう考えています。しかし、医学の進歩は徐々にその「常識」を変えつつあるのかもしれません。などなど。合併症の危険性もありますし、何より染色も診て診断するのも難しいところがあります。今日はKDIGO guideline 2020をちらっと見てみて、前回の膜性腎症の時にも少し記載しましたが、腎生検の必要性について、再考してみました。結論が出るほどではないですし、ただ、医局に属しているとはいえ、やはり地方では考え方も凝り固まってしまう可能性もありますので、気になる点がございましたらご一報ください。ここ数年は本当に腎疾患、ひいては腎臓自体への新たな知見が積み重ねられている気がします。腎生検なしで診断してよくなれば、治療へのアクセスはより早まることも期待されますし、実際、ガイドラインの本文内にも治療を先行させよ…となった疾患も見られます。※教科書を基本としながらも、個人的意見が反映されたブログになります。疾患自体は個人差が大きなものです（血尿だけ、ネフローゼ症候群まで呈するもの、腎不全へ進行するものなど）。参考にしていただく分には問題ありませんが、ご自身の状態は主治医が最も把握していますので、必ず相談、話し合いを行うようにしてください。個々のブログ内容が絶対ではありません。長い間とってかわることのなかった検査手技について、腎生検のような高い侵襲性は正直言って、疑問がありました。極端な話をすれば、微小変化群やIgA腎症による死亡リスクと腎生検の死亡リスクのどちらが高いかと言う話で、当然、治療合併症や原疾患の急性増悪のため亡くなる人もいらっしゃいますが、検査で死亡すれば、それどころではありません。KDIGO guideline 2020 draftでは以下の通りに記載されています。今日はこのへんでご勘弁を（汗）。腎臓内科の先生方も、腎生検の「手技」が好きな人ってあんまりいないですよね？草案なので、どう変わるかはわかりません。本案でも残っているか…おそらく、残ることになりそうですけどね。 膜性腎症の概要は本ページをご確認ください。小児慢性特定疾病情報センターは、慢性疾患をお持ちのお子さまやそのご家族、またそれらの患者の治療をされる医療従事者、支援をする教育・保健関係の皆さまに向けた情報を提供します。 膜性腎症の長期予後は不良である。巣状分節性糸球体硬化症278例の腎生存率（透析非導入率）は10年で85.3％、15年で60.1％、20年で33.5％と長期予後は膜性腎症よりも不良である。 原因分類. 膜性腎症（まくせいじんしょう、Membranous nephropathy：MN、Membranous glomerulonephropathy：MGN）とは、成人のネフローゼ症候群の原因として代表的な慢性糸球体腎炎。 膜性糸球体腎炎とも呼ばれる。 【医師監修･作成】「膜性腎症」腎臓の中で尿をろ過する糸球体に異常が起こり、ネフローゼ症候群起こす腎臓の病気。｜膜性腎症の症状・原因・治療などについての基礎情報を掲載しています。