流浪の月 あらすじ ネタバレ

凪良 ゆう『【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月』の感想・レビュー一覧です。電子書籍版の無料試し読みあり。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。【2020年本屋大賞ノミネート作品】 あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。 流浪の月の読了レビュー【7選】 以下にてツイッターの読了したレビューをいくつかご紹介しておきますね。 僕と同じく流浪の月読者さんがたくさんいたのはテンションが上がりました。 これから流浪の月を読もうとしている人はぜひ参考にしてくださいね。 『流浪の月』の内容・感想をネタバレしない程度に知りたい。 ... 1 『流浪の月』のあらすじ ... 『流浪の月』を読むと、言葉ではうまく言い表せない心の動きを、巧みな比喩と豊富な語彙で的確に表現されて … 2020年度本屋大賞受賞作品。「流浪の月」凪良ゆう著 本屋書店員が今一番売りたい本の中からno.1に選出された本の感想。 『愛ではない。けれどそばにいたい。新し人間関係への旅立ち』と説明されていたので、手に取った一冊、少し納得しました。 【流浪の月】のあらすじ・ネタバレ感想をご紹介! 2020年本屋大賞を獲得した凪良ゆう氏の人気文庫本。 試し読みしてみようか悩む方、あらすじが気になる方、映画化が気になる方、読み方が分からない方、結末が知りたい方、はぜひ本記事を参考にしてみて下さい! 本当に「流浪の月」に出会ってよかったと思います。 今回は、本屋大賞を受賞した「流浪の月」のあらすじとネタバレ、結末そして書評について紹介します。 著者、凪良ゆうさんについてはこちらをご覧く … むい 「愛と性と存在のはなし」第6回 〔愛と欲望の痛みと傷… 4. 少女を誘拐し監禁した罪を着せられた文は医療少年院に入り、その後は実家の離れで母親に監視されながら暮らし、30代でカフェを開きます。そして、あの事件から15年、更紗は34歳になった文と再会します。いろいろな価値観の人間がいること、自分とは全く違った環境で生きている人間がいることを私達が理解しなければ、「加害者」と呼ばれる人の人生も「被害者」と呼ばれた人の人生も、私達は握りつぶしてしまうことになるということを、この作品は鋭く示唆しているのかも知れません。このインターネットが発達し、情報が溢れている時代に、私達はただ流されるのではなく、自分の感性をしっかり持って物事を見なければいけないということを考えされられました。一人っ子の更紗は両親に愛されて育ちましたが、父親が世を去り、その後母親が家を出て、一人放り出されます。また、昨年、一昨年の本屋大賞受賞作品についてはこちらをどうぞ。周りは19歳の誘拐犯が9歳の少女に何もしないはずはないと決めつけますが、二人の間には性的な関係は成立していなかったのです。ましてや叔母の家で従兄弟から性的虐待を受け、必死で耐えてきたことを9歳の少女が簡単に言える訳はありません。更紗は、ここでも騒ぎになりいられなくなったら、どこにでも行くと機嫌よく、いろいろな都市や国の名前を並べます。最後に「流浪の月」についての書評から、心に残った文章を紹介したいと思います。引用元 https://www.bookbang.jp/review/article/587302そして、たった一人、自分を本当に受け入れてくれる存在があることで、その人の心は守られ、生きていけるのだと。母親が恋人と過ごすためにほったらかされ、一時期、更紗と文が面倒を見た梨花は二人の本当の姿を知っています。そこでの暮らしが不理解な人達のせいで破綻したら、また次の地へ移ります。しかし文は成長して行くにつれ、周りの友達との違いに気づき、自分のことを家族にも友達にも隠して過ごすようになります。引用元 https://asagiiro-library.com/2020/02/19/book-review-rurounotsuki/私は「流浪の月」を読み始めたとたんに、この世界観に浸ってしまい、時々自分のことを振り返りながら、そして主人公の二人の幸せを祈りながら読了しました。恋人に触れられても冷え冷えと固まるばかりの身体と心。理由を考えるたび、思い当たる原因に心を叩き潰されて、いつの間にか考えることをやめてしまった。更紗は文の家で、久しぶりに自由を感じ、二人の穏やかな日々が始まりました。父も母も去った後、叔母がいなかったら更紗は食べるものも寝る場所もなかったのですから。「流浪の月」の結末には、著者、凪良ゆうさんの優しさと一筋の希望が感じられます。今回は2020年本屋大賞に輝いた「流浪の月」のあらすじとネタバレ、結末そして書評について紹介しました。そんな二人が出会い、共に過ごす空間にはそのままの自分でいられる安心感と互いへの信頼関係が芽生えたのです。更紗は叔母に引き取られますが、今まで育った更紗の家の価値観とは違いすぎて、更紗は居場所のない日々を過ごすことになります。更紗は文が好きだけれども、彼に対する気持ちは〈恋とか愛とか、そういう名前をつけられる場所にはない。どうしてもなにかに喩えるならば、聖域、という言葉が一番近い〉と考えている。同時に、文のそばにいることを強く望む。生きるために彼が必要だからだ。更紗の感情は恋愛とどう違うのか。文の何が他の人ととりかえがきかないのか。繊細に描いているところがいい。しかし、父親の死をきっかけに今までと全く違う価値観そして性的虐待を受ける中で、自分を殺して生きなければいけなくなりました。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。テレビのワイドショーでは何度も何度もその情報が流れ、加害者と被害者の生育歴や友人のコメント、卒業アルバムの写真など、これでもかこれでもかと視聴者に迫ってきます。世間がどれだけ文と更紗を誤解し批判しても梨花だけは二人の理解者です。事件から何年経っても情報を更新し続ける人物がいるということも非常に怖いことです。私達はそれを見て、真実を知った気になり、隣人に得意げに話して聞かせる・・・。あるトラブルをきっかけにふたりは追い詰められていく。断片的な情報をもとに人間をわかりやすい型にはめこむ世間に、更紗が最後通牒をつきつける三〇二ページは、読んでいて霧が晴れるような心地がした。更紗は時間が経っても「かわいそうな被害者」として皆に同情され、誰にも心を開かずに大人になりました。引用元 https://ddnavi.com/review/596324/a/「○○は今」というようなテレビ番組もありますが、芸能人が再び世間に注目されるために出るのとは違い、一般人を扱うのは大きな罪だということも考えさせられます。兄は優秀だけど、他の人のように成長できない自分は捨てられるのではという恐怖を感じながら生きています。文も居場所をなくし、公園のベンチに座って時を過ごしていました。自分のことを理解し、そのまま受け入れてくれる人が、この世界に一人、いや二人はいるのですから。誰からも理解されない、理解してもらうつもりもない、誤解と偏見でまみれたこの世界で生きる主人公は、一見「孤独」だろう。しかし、その孤独を、これでもかというほどに「幸福」な筆致で著者は描き切った。この作品は、あまりにも冷たく、それでいて不思議と私たちの心を解きほぐし、軽くする。この完成された唯一の物語に、ありふれた言葉で、あらすじや説明を付け足すことは、どうしても咎められる。真っさらな状態で、才知に長けた著者の精彩を放つ筆致に飲み込まれながら、是非余す事無く堪能してほしい。引用元http://www.webdoku.jp/cafe/ootake/20191017100000.html更紗はファミレスで働きながら男性と同棲しますが、その男性はDV癖を持っていたのです。また人の好みや価値観は様々で、自分の物差しで人を裁くことは、その人を殺すことになるのだということも。文は、「こうあらねばならない。」という気持ちに支配され、子育てもマニュアル通りに行う母親のもとで育ちました。一方、更紗は常識的ではないが、自分のことを愛してくれる両親のもとで育ちました。二人の名前も顔もテレビニュースで流れ、文は少女監禁罪で逮捕され、更紗は養護施設へ。

あらすじ(bookデータベースより) ... 【2020本屋大賞】流浪の月【途中からネタバレあり感想】 3. 主人公は家内更紗(かないさらさ)。 流浪の月の主人公は、家内更紗という9歳の少女です。 更紗は両親にとても愛されて育てられました。 (彼女は、奔放な家庭で育てられたこともあり、柔軟な考え方を持っています) あらすじをネタバレなしで見ていきます! (あらすじは以下から) 寛大な父と自由な母。 そんな両親の愛を受けてのびのびと育った少 流浪の月のあらすじとネタバレ 少女時代. 『流浪の月』の気になるあらすじは?(ネタバレなし) 早速、凪良ゆうさんの小説『流浪の月』の. 流浪の月という作品の感想です。テーマも斬新でとても面白い作品だったので今回はネタバレを少なめに感想を書いてみました。2020年の本屋大賞受賞作品です。簡単なあらすじ、この本を読んで感じたことをまとめています。 凪良ゆう『流浪の月』のあらすじ・感想。善意とは何だろう?相手の心情や境遇を想像して、気づかい、優しい言葉や行動を示したりすることではないかと僕は思う。人との関わりには不可欠なものだが、そんな善意に苦しめられて生きている1人の女性がいる。 青年は佐伯文(さえきふみ)という19歳の一人暮らしの学生だった。更紗は自分の居場所を失ったことで佐伯文についていくことになり、結果として、彼の生き方に依存しました。買ってから読むまでの間に、たまたまネットを見ていたら、この本のWEB広告が流れてきました。そこでメディアにも何度も報道されていた更紗に気づいた人が通報し、文は逮捕される。例えば、障害のある方をどう捉えるべきかというのは、私の中ではまだピンと来ていません。(もちろん個人差もありますので、一緒くたにはできませんが)公務員だった父と自由な性格の母の元に生まれ、彼女自身も自由奔放なまま幸せに育っていった。しかし更紗は「文との生活は救い」であり、被害者とは何一つ思っておらず、そんな配慮を心苦しく、疎ましく感じていました。まあとはいえせっかく買ったわけだしと読み始め、結果としてはそれは杞憂に終わったので良かったです。そこへ「ロリコン」とあだ名が付けられた、いつも公園で小学生を眺めながら読書をしている青年から、「うちへ来ないか」と尋ねられ、ついていくことにした。何がテーマというのか、一つに絞るのは難しそうなので、つらつらと書いていきたいと思います。こちらは作品が意図しているかは分かりませんが、そこはかとなく怖いなあと。ただ普通に読めば、「お互いに理解者がいたから良かった、ハッピーエンド」という作品とも言えます(まあここまで単純明快じゃないですが)。前提としてネタバレですが、14年後に更紗と文は再会しています。また、その後は更紗の自由奔放な考え方に惹かれ、その後の人生に大きな影響を与えました。「ふみいいいい!」と、更紗はやっと現れた理解者が連れて行かれてしまうことに抵抗したが、文は客観的には少女拉致監禁犯でしかない。2か月の共同生活が続き、少女行方不明事件として話題を呼んでいた頃。親戚の家で引き取られた更紗だが、そこでの生活に窮屈さを感じていた。更にネタバレですが、最終的には更紗と文は一般的な恋愛関係ではないものの、「二人で誰も知らないところで暮らす」という、ロマンチックな終わり方となっています。また文が逮捕されるときの更紗の絶叫シーンはネットに流出しており、それは14年経ってからもまだ残っています。誰も知らないとは、事件のことを知らず、家内更紗や佐伯文という名前に何の偏見もないことです。居場所のなかった更紗と文ですが、普通は誘拐という特殊な状況ではなく、もっと別の場所を探す・作り上げるものじゃないでしょうか。特徴的な家内更紗という名前も手伝って、彼女の事を知った人はどうあっても「(性)犯罪の被害者」という目で見て、過度な配慮をします。文は、母親から判を押したような几帳面で真面目な性格に育てられており、逆に更紗は自由な生活を手に入れ、両者はお互いに染まっていき、信頼関係を築いていった。一方で、文は母親に厳しくしつけられたことに加え、自身への強烈なコンプレックスから、たまたま出会った少女時代の更紗の、居場所のない様子に共感を覚えました。まあここまでの話じゃなくても、気遣いのレベルって難しいですよね。また、その家の子ども・孝弘からは性的な扱いをされることで、両親との過去の暮らしとのギャップから、完全に空虚な子どもになっていた。その後、孝弘の罪を言えないまま、更紗に罪がかぶせられてしまう。その道の偉い人・権威のある人が選ぶ賞ももちろん価値はありますが、どちらかというとそれは書く側のプロで。時代設定も現代ですし、情景も喫茶店や公園、ファミレスなど分かりやすく、会話や気持ちベースで文章が進んでいくので、300ぺージほどあっても3時間弱で読み切れました。しかし、文との事件の記録や真実が伝わらなかったこと、過去の呪縛はいまだに彼女を縛り続けている。特定の人に依存するのが怖い私としては、少し不気味なほどの強い関係だなと感じました。お互いを必要とし、必要とされ、そんな生活を19歳の青年と9歳の少女が2か月していました。本屋大賞受賞作品って(不正や忖度がなければ)公平な賞だと思うんですよね。トータルとしての感想は、そこそこ面白かったかなあという感じです。噂とは異なり、文は更紗に対して性的な目は向けず、淡々と共同生活が続いた。そんなCMを観た時点でその映画はもうつまらないので観ないのですが、本でも同じ気持ちになるものです。そのうち死ぬワニの本なんかを推奨したら、一気にアウトでしょう。映画のTVCMで、試写会を終えた人たちの「ほんと感動しました!」「また観に来ます!」「絶対観て!」「〇〇サイコー!」みたいな感じで。お互いがお互いが補完し合うといえば聞こえはいいのですが、お互いが非常に強い共依存関係にあるように感じてしまいました。なので、直接タイトルは書きませんが、神様は何年生とかそんなのはもう絶対読みません。喫茶店で偶然、文を見かけた更紗はそこに通いつめ、後を付け回し、最終的にはマンションの隣に引っ越します。ある日、公園で本を読んでいた更紗だが、雨に見舞われても家には帰りたくないと感じていた。誘拐の被害者と加害者ですが、二人の中では居場所を失くした者同士の共同生活。売る側の方の至上命題として、「売らなければ生き残れない」わけで、そういう意味では下手な本を選べば、一気に無価値になります。更紗は、客観的には誘拐の被害者であり、「2か月間の監禁生活でいろいろされたに違いない」と暗黙または公然の認識がもたれています。そこは付き合いの中で失敗をしながらも、距離感を上手く作っていくのが大事なんでしょうね。文の無罪を徹底的に主張したが、誰からも信用されることはなかった。しかし、9歳の時に2か月過ごしただけの人を大人になっても思い、そしてそれを引き摺り続けるものなのでしょうか?真実を知っているという共通点以外に、一緒に居を転々としながら暮らしていくほどの絆があったのかなあとちょっと疑問に感じました。ちなみに前回読んだ「熱源」は登場人物や時代背景、情景などが現代日本とは結構離れているので、400ページちょいで6時間弱でした。事件のことはネットでいつでも見られ、かつ他人から晒されることもあったので、単純に「14年前の事」とは言えないでしょう。女性が主人公でしたが、心理描写は丁寧かつ明快でしたので、非常に読みやすい文章でした。かたや文も、更紗が施設を出た後の動向を調べ、その市に引っ越すなど、ちょっと異常な気がしました。相変わらず孝弘の「いたずら」が行われようとしたため、更紗はビンで孝弘を強打した。

凪良 ゆう『【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月』の感想・レビュー一覧です。電子書籍版の無料試し読みあり。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。【2020年本屋大賞ノミネート作品】 あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。 言葉にできる関係だけがすべてではない。他人の持つ、正しいという自負が透けてみえるような「優しさ」。社会のなかに当然のようにある「思いやり」とかいうものに苦しめられる更紗。更紗や文が過去を知る社会から完全に逃れることはできなくても、生活は続いていく。真実と事実は違う。伝わらない、理解され得ないことに読んでいて苦しくなったけれど、それでもふたりがふたりでいられるのなら。第二次性徴(だいにじせいちょう、英: Secondary sex characteristic)は、体全体での生物学的性差である。性的に成熟する過程で雌雄の形態の差を生じる現象は性的二形といわれ、多くの生物に見られる。ヒトにおいては、当初は第一次性徴のみの外形的性差が見られ、タナー段階では男性器(男性)・乳房(女性)・陰毛(男女とも)が現れ、生殖能力は持たないが、それ以降はその発達成熟に伴って第二次性徴が発現し、生殖能力を持つようになる。第二次性徴の発現が始まり、子供から大人の身体に変化している期間を思春期と呼ぶ。凪良ゆうの経歴や学歴 | 出身高校や大学 | 滋賀県作家の生い立ちについても調査!更紗は彼氏と同棲をしていますが、その彼にはDV癖があったので、更紗は文の家に逃げて、文は隣の部屋に住むことになります。2人の間には性的関係がなかったのですが、世間は19歳の青年が9歳の少女に何もしないはずがないと決めつけます。どこにいってもそういう扱いを受けてしまいますが、2人はそれでも前を向きます。もし、興味があれば『流浪の月』、手に取ってみてください(^^)第二次性徴が現れないことに関しての具体的な病名はないようです。今回は、『流浪の月』のあらすじやネタバレ、そして結末や感想について紹介ししました。凪良ゆうの作品創作に対する壮絶な生活がヤバすぎる!これが作家のライフスタイル!凪良ゆうさん、初読み。上手い!