CIF 貿易 図解
貿易時の価格設定において、常にFOB、CIF、C&Fの文字が前頭についています。今回は、そのFOB、CIF、C&Fが何を意味しどのように使用するかを説明します。目次それぞれ略称を正式名称にすると下記です。※この場合の保険料とは?※この条件で海外企業に提示をすることで『親切に対応してくれた』と思ってもらえたりもします。海外企業との商談中に取引条件が決まった後、取引条件の認識に相違があったりすると、一からやり直しになります。また、日本国内同士の商談とは違ってコミュニケーションする機会も出張時やSNSのみなど限定的な場合が多いです。なので時間のロスや機会損出をしないように、確実に商談相手がわかるような記載方法で記載をしていく必要があります。場合によっては、商談をスムーズに進めるコツでもあるので、常にすぐ提示できる準備をしておきましょう。FOBでの価格表を準備しておいて、商談中に運送業者に保険料金、相手国の港までの運送料金を聞ける事がポイントです。この作業に時間が掛かりすぎると、商談中の企業の購買意欲も下がってしまう事もあります。まだ輸出した事がない方は運送業者などに、すぐに聞ける環境を作ることをお勧めします。メールアドレスが公開されることはありません。 次の インコタームズ「cip」における危険負担と費用負担、海上保険の意味をご紹介しています。cipは、仕向け地(相手国)の指定地(コンテナターミナルなど)につけるまでを輸出者の費用負担で行う貿易条件です。この条件における危険負担は、輸出国側における運送人に引き渡すときです。 この2つの事業を展開しています。 セカイコネクトではそこで得た現場ベースのリアルなノウハウ・濃い情報 具体的には【海外企業からのニーズ】や【海外市場の最新情報】を提供しています。 今、海外企業は日本企業に何を求めているか? セカイコネクトのコンテンツを見逃さないでください。 貿易時の価格設定において、常にfob、cif、c&fの文字が前頭についています。 ただ、『いつ使えば良いの?』『どのように使い分けをすれば良いの?』と度々ご質問を頂く事があります。 今回は、そのfob、cif、c&fが何を意味しどのように使用するかを説明します。 Export 《輸出》FOBとはFree On Boardの略で本船上で売主の義務が免除されることです。輸出者にしてみますと輸出までの費用は下記になります。・製品の生産原価・・・商品単体の原価 輸入者側にしてみますと船に貨物が載せられてから以降の費用が輸入者側の負担になりますし、 貿易条件cグループ(cfr、cif、cpt、cip)の概要と流れについて 貿易をする際には、取引条件を決めます。 慣習も言葉も通貨も違う国同士の取引ですので、取引条件の世界共通のルールがなければ大変なことになってしまいます。 貿易用語で最初の関門とは何でしょうか。私はインコタームズだと思います。cfrやexwなど英単語3文字で表現されるインコタームズは何と11種類もあります。 でもご安心ください。ぶっちゃけフォワーダー歴8年の筆者も11種類の …

それぞれ略称を正式名称にすると下記です。【FOB】◇Free On Board◇本船甲板渡し条件【CIF】◇Cost, Insurance and Freight◇運賃・保険料込み条件【C&F(CNF)】◇Cost aNd Freight◇運賃込み条件※この場合の保険料とは?※航海中、航空、陸上輸送している中でで沈没、衝突、座礁、墜落、火災など大事故や、雨水の侵入や荷崩れ、貨物破損、盗難など運送時の経済的なリスクをカバーするための貨物保険。 「日本企業の海外進出を支援する事業」 All rights reserved. こんにちは、セーシン(国際貿易に携わっていると、取引条件の中にアルファベット3文字の言葉をよく見かけます。実際、「FOB横浜」「CIFシンガポール」などの表現が見積書や会話の中で飛び交っているのではないでしょうか。これはインコタームズと呼ばれる国際商業用語です。インコタームズとは、1936年に国際商工会議所(International Chamber of Commerce、ICC)によって最初に考案され、国際貿易に従事する買い手および売り手の輸送方針および責任を決める取引条件を示します。国際貿易での輸送を伴う契約においては、損失のリスクが売り手から買い手に移るときの条件や貨物と保険の費用を支払う側を記述するために、これらの用語の短縮版を使用します。これらの言葉は貿易の専門家ではなくても、国際取引に関与している方全員に知っておいてもらいたい基礎的な用語です。この記事では、国際貿易の取引条件を示すインコタームズの中で、よく使われるFOB、CIF、DDP、EXWについて紹介していきます。 FOBとは、輸送中に破損または破壊された商品に対して買い手が責任を負う取引になります。「FOB出荷地」とは、売り手が商品を出荷すると、買い手がその危険負担をすることを意味します。 FOBでは、売り手は出荷港まで商品を配送することで、その責任を果たすことになります。商品が船に乗っているとき、商品の紛失または損傷の危険があるので、買い手が要望する目的地に商品を運ぶために必要な貨物を契約し、その費用を支払う必要があります。また、買い手は、輸送中の紛失や損傷のリスクを負うことになります。そのイメージを下図に示します。  CIF(Cost, Insurance, Freight)とは、売り手の費用で仕向先の港まで運搬する取引条件のことです。CIFは海と内陸の水路輸送にのみ適用されます。 CIFでは、売り手は仕向港まで商品を配送することで、その責任を果たすことになります。物品が船に乗っているとき、商品の紛失または損傷の危険があるので、売り手は指定された目的地へ貨物を運ぶために必要な貨物を契約し、その費用を支払う必要があります。また、売り手は、輸送中の紛失や損傷のリスクに対して商品を保証する責任があります。そのイメージを下図に示します。CIFでは、売り手の責任として、すべての輸出許可に関する証明書およびその他の公的許可証の取得するための費用支払が含まれます。 CIFにおける危険負担(リスク)は、貨物が出荷港で本船に積み込まれた時点で、売り手から買い手に移転します。CIFでは海上保険を売り手が手配しますが、輸送中に事故が起きて貨物が損壊した場合は、買い手に代金支払い義務があります。先ほどのFOBとは異なり、費用負担と危険負担の範囲が違うことに注意が必要です。 DDPとは、Delivered Duty Unpaidの略で、輸送中にかかる船積み費用、輸出入関税、保険など全ての費用と、全てのリスクを売り手が引き受ける取引のことです。運送業者を通じての輸送も売り手が手配します。DHLなどの国際宅配貨物でよく使われる取引形態です。 売り手は目的地まで商品の輸送が完了するまでの全ての責任を負い、輸入、輸出および関税の要件を満たし、目的地への最終配送を含むすべての輸送費を支払います。ここには輸入のためのライセンス取得も含まれます。DDP取引では、輸送中に商品が破損または紛失した場合、売り手がその費用について責任を負います。したがって、国際取引において、売り手が最大の義務を負う取引条件となっています。ただし、売り手には商品の荷下ろしまでの責任はありません。 EXWとは、Ex-workの略で、工場軒下(のきした)渡しを意味します。工場で作られたものを工場内で顧客に引き渡すので、顧客は工場外に出てからの全て運賃と損害について責任を負う必要があります。EXWは、顧客が他の工場とあわせて周回して商品を引き取りにくるときに使われます。プロジェクトの見積もり初期段階で仕向先が不明なときに、参考価格として使われることがあります。 インコタームズの一覧としては、以下のサイト(英語)の図が、わかりやすくまとめられていますので、ご参考までに掲載します。画像引用元URL: 商品を貿易する過程の中で、どこからどこまでを売り手と買い手が負担するかを決める時に避けて通れないのが受け渡し条件というもの。インコタームズ2010という貿易のルールに定められた11個の条件のことでfobやcfrやcif等の事を言うんですけどちょっと最初は複雑。 CIFとは. 貿易実務に携わる方にとって欠かせないのが、「インコタームズ(Incoterms/貿易条件)」に関する知識。そこで今回は、インコタームズの役割や、インコタームズ2010の11規則の危険負担の範囲、費用負担の範囲を一覧にまとめて、分かりやすくご紹介します。 先日、社会人になったばかりの後輩とご飯に行ってきました。仕事は何をしているのか聞くと、商社で働いています!とのこと。まがいなりにも僕も昔は商社で働いていたので、先輩面して後輩にこう言いました。こういうことを言う時の僕は基本的に役に立ちません。質問されても答えらないようなことを言われるのかなと思ったら後輩が言いました。FOB・CFR・CIFというのは貿易する上での受け渡し条件のことを言います。 … 貿易条件cグループ(cfr、cif、cpt、cip)の概要と流れについて 貿易をする際には、取引条件を決めます。 慣習も言葉も通貨も違う国同士の取引ですので、取引条件の世界共通のルールがなければ大変なことになってしまいます。 貿易実務入門として、fob、cifについて知りたいですか?営業、資材など貿易とは異なる部門で仕事に従事される方も理解しておきたい知識です。略語のもともとの意味や使い方、コンテナ輸送にfob、cifが推奨されていないことを一緒に確認します。 これらの言葉は貿易の専門家ではなくても、国際取引に関与している方全員に知っておいてもらいたい基礎的な用語です。 この記事では、国際貿易の取引条件を示すインコタームズの中で、よく使われるfob、cif、ddp、exwについて紹介していきます。 CIFとFOBはそれぞれインコタームズと呼ばれる貿易条件のひとつです。国境をまたぐ取引では、何かとトラブルがつきものなので、売り手と買い手が「1.費用をどちらがどこまで負担するのか」「2.危険負担はどの時点でどちらへ移行するか」を国際ルールにしたものです。一般的には費用の負担と、危険負担は一致しますが、CIFのように一致しないものもあります。海外企業との取引においては、必ずこの貿易条件の設定がなされます。価格提示の際も、こちらが買い手で売り手となる外国の企業にCIF YOKOHAMAと指定した場合は、製品価格のほか、横浜港までの輸送費と保険費用が加算されている価格(売り手が横浜港までの輸送費と全行程の保険を手配する)ということになります。CIF、FOBはそれぞれがどんなメリット、デメリットを持っているのかは発生するトラブルの内容と、取引内容によって変わります。冒頭で述べた、費用をどちらが負担するのかという点と危険負担という点から以下に見ていきます。なお、危険負担とは、たとえば製品が輸送途中で破損した場合にどちらの責となるかということです。所有権の移転とはまた別問題となるので要注意です。そのまま、エフオービーと呼び、Free On Boardを略したものです。輸出者(売り手)は、自分の国の港で、船に積み込む(昔は船の手すりを越えるまででしたが、現在は船に積み込むまでが主流です)の面倒を見ることになります。最も一般的な貿易条件の一つです。例えば、FOB OSAKAとした場合、大阪港で荷物を積み込むことになりますが、その船に荷物が積み込まれるまでの費用、危険負担を輸出者側が見る、というものです。輸出者負担となるのは以下のものです。輸出者にとっては、危険負担することになる距離が短いので楽です。自国の輸出港までは好きな輸送業者を使えますし、輸出通関業者もこちらで指定して行えます。保険の契約は、必要に応じて自国の港まで行えばよく、船に積み込んでからあとの危険負担はしませんので、それ以降、貨物が破損した、ということがあっても、保険求償(保険会社への補償手続きなど)を行う必要はなく、買い手が行うことになります。輸送業者とのやり取りについても、国内輸送中に破損が起きていないことが確認できれば、あとは買い手側が自ら選定した輸送業者を通して調査も行うことになります。なお、通常FOBの場合の運賃表示はFreigh Collect(運賃着払い)となります。シーアイエフと読んだり、シフと読みます。品物を輸出する場合、相手の港や空港までの輸送費と(通常は)相手の会社へ着荷するまでの保険費用までも売り手(輸出側)で面倒見ることになります。危険負担はFOBと変わりません。例えばインドへ品物を送り、途中、船が海賊に襲われ品物が行方不明になったり、何らかの事故で沈没してしまったといった場合には、買い手である輸入者が保険求償などの手続きを行うことになります。以下が、CIF条件の場合の費用負担部分です。FOBに保険料と運賃が加わった形です。通常、CIFの場合の運賃支払いはFreight prepaid(運賃前払い)となります。CIFにした場合、危険負担の距離は変わらないのでFOBとなんらメリットの面でも同じように見えますが、違いとしては、相手の港までの輸送業者の選定は基本的に輸出者側で行います(相手の輸入港で荷卸をしたところまで)。危険負担は他のインコタームズのように、費用負担とは連動していませんので、注意が必要です。危険負担の面ではFOBと変わらないため、輸出者側にメリットがあります。輸入通関の責任も輸入者側となります。CIFにするかどうかは、相手港までの輸送業者の選定を自分たちで行いたいか、という点につきます。船のトラブルは少ないとはいっても、必ずどこかで発生はしています。船体のトラブルで輸送が遅れる、というだけでなく、製品が海水につかって貨物が台無しになる、回収不能になる、あるいは船には問題がなくとも、荷物が行方不明になるということもあります。このため、保険会社との契約は必須ともいえますが、この選定・契約・手配を行うのもCIFの場合は輸出者側です。ただし、輸出港で荷物を船に積み込んだあとの損害については、危険負担が買い手である輸入者に移っているので、実務上は、買い手(輸入者)が保険会社に対して保険求償などの保険金請求手続きを行うことになります。あまり貿易の経験がなく、また貿易を見る人材が社内にいないような場合で、どちらでもよいといわれた場合は、FOBにしたほうが保険会社の手配が不要にはなります。なお、国際取引での貿易条件となるインコタームズには、いくつかのバージョンがあります。よく使われるインコタームズ2000とインコタームズ2010とでは、FOBなど若干意味が違うケースが出てきますので、トラブルを避ける意味でも、取引基本契約や個別契約で、インコタームズについてはどちらを使うのかきちんと明記しておいたほうがよいでしょう。