慶安太平記 講談 あらすじ
2020年5月8日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『問わず語りの神田伯山』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田伯山が、伊集院... 2020年5月8日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『問わず語りの神田伯山』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田伯山が、伊集院...・当サイトへのお問い合わせやご指摘などにつきましては、こちらのお問い合わせフォームからお願い申し上げます。 講談師・神田松之丞さんが、演芸評論家・矢野誠一の朝日新聞紙上に寄稿した評論をめぐり、激怒した事の顛末についてまとめてみました。目次神田松之丞:私事ですが、1月の4日からですね、あうるすぽっとという場所で、慶安太平記という。全19席、5日連続公演をずーっとやってまして。これはお客様にも、5日連続で来ていただいて、楽しんでいただくっていう、この凄い大成功に終わったんですけども。初日、矢野誠一っていう評論家が来てまして。で、こいつ初日しか来てないくせに、朝日新聞に酷評の記事を書くっていう(笑)ふざけるな、矢野誠一。…そもそも、矢野誠一をみんな知らないから、この話食いつき悪いのよ。でも俺はね、そなんで矢野誠一に対して怒っているかというと、これも難しくってね。怒りって、笑いにまぶさないと伝わらないのよ。だから俺、本当に矢野誠一が言論の場で来たから、俺も言論で返していかなきゃいけないんだけど、それ、俺は笑いにまぶせてっていうの、1個あるから矢野誠一より不利なのよ。ふざけがって。神田松之丞:(矢野誠一の神田松之丞の講談に対する評論が)最近の朝日新聞に出たんですけど。まず、「ここ50年ほど講談見てない」って言うのよ、要約するとね。「なぜなら、聴きたい講釈師がいなかったからだ」って、もう大分、無礼なわけ。で、矢野誠一さん自体は83で、落語の研究者って言うか。だから、講談を全く知らないのよ。で、昔の、50年以上前に見てた、もうだからアップデートされてないわけだよ、矢野誠一さんがね。で、この人自身は、なんで講談見なくなっちゃったかっていうと、俺の大師匠の2代目(神田)山陽っていうのがいるんですよ。芸筋で言うとおじいちゃんに当たるね。ウチの師匠も含めて、矢野誠一さんっていうのは、二代目山陽に対して、「口調が素人みたいだ」みたいなことを言ったんですよ、矢野誠一さんはね。「素人口調め」みたいな。で、それは二代目山陽が非常に革新的で、色んな人に分かりやすいように、そういう風にしてたんだけど。だから、その当時からアップデートできてなかったんだけど、二代目を批判してるの。で、その後にウチの師匠が若い頃に、矢野誠一がこれまた、やっぱり二代目の弟子だから小山陽、当時ウチの師匠、小山陽っつったんだけど。これはもうね、言っておきますけど、ウチの師匠ほどプロの口調ってないわけよ、商売人が見てて。誰に言っても、ウチの師匠を素人口調なんて言う奴は、頭がおかしいわけ。つまり、矢野誠一は頭がおかしいわけですよ。それによって、講談界を基本的にアイツ、蹴られたわけよ。演者から、アイツダメだなって。コイツ、それにも関わらず、ここ50年ほどご無沙汰だった、「聴きたい講釈師がいなかったから」だって、お前、弾かれてんだ、ボケと。アイツ、今回『いだてん』で古今亭志ん生がNHKで取り上げられるから、志ん生見てた最後の世代だからフィーチャーされるよ。ふざけやがって、あんなクソ老いぼれに。これ、裁判やったら負けるんじゃない?ここで。この「老いぼれ」とか言ってるから(笑)神田松之丞:前回の矢野誠一の放送がさ、俺もうさぁ、どうせタイムライン荒れてんだろうなと思ったら、ビックリするぐらい好評だったでしょ。「矢野祭り」になってたでしょ。ラジオリスナーとかって、ああいうシャレ分かるしさ、「言論は言論で」みたいな感じなんだけどさ。多分、ラジオリスナーが多分引くのがさ、「#mj954」とかではない、松之丞検索で出てくる、あの演芸ファンの気持ち悪さに引いてるよね。だから思った。まぁ、もちろん一部の演芸ファンですよ。ほとんど、99%以上ちゃんとしてますけど、やっぱ一部の演芸ファンの気持ち悪さって、やっぱ凄いなって思ったわ。ラジオリスナーを凌ぐよね。で、そういう奴らがさ、何か書いてんだけどさ、「年上に失礼だ」っつってんのよ。ええ?「年上に失礼」ってもうさぁ、もう全部ぶっ壊してんじゃん、論理とか。ビックリしたよ、「年上に失礼」って発言。いかにそいつらが頭悪いかって分かるよね。そういう、もろもろとかを含めてね、ああなんか本当に、「ああ、意外にラジオリスナーの方がまともなんだなぁ」って思っちゃったなぁ。神田松之丞:正直、前回の矢野誠一に関して言うとね、当然、僕目線で笑いに変えてるから、僕への賛同が多いわけ。で、それはちょっと俺も矢野誠一さんに対して卑怯だなと思って。ちゃんと矢野さんの意見も、後で処理しなきゃいけないってことで、矢野さんに直接電話したんですよ。そしたら、「もしもし、矢野です」って電話取ってさ。出るんだって思って。で、「実はこれこれこういうことで、5日連続の会なのに、初回しか来てないのはどういうことですか?」とか、あと、「基本的に50年以上見てない、聴いてない人が言うのはどういうもんですか?」って。色んな、自分が凄くモヤモヤしていることを全部矢野さんにぶつけたら、矢野さんはまぁ、それ83ですから。全部聞いてくれて。「分かった、君と僕は考え方が違うけど、意見としては十分わかりました。受け止めます」っていうのを言ってくれて。俺もさ、20分にわたってさ、矢野誠一本人に、矢野誠一の罵倒をずっとしてたわけ。あのラジオのテンションを、ちょっと抑えた感じで。俺、偉いなって思った、それは(笑)だから、言論の人って、ちゃんと言論で向き合うし、もうなあなあにしようとか一切思ってなくて。俺は、矢野さんのことを今でもやっぱりよくないと思うけど、なんかそこら辺、電話かけられたら、ちゃんと電話で受け止めて、「分かった。君の意見は分かった」って言ってくれるっちゅうのは、やっぱ大人だなって。そもそもさぁ、俺が勝手にラジオで言っちゃったから拡散しちゃってるけどさ、俺と矢野さんの問題じゃん、これ。なんかガタガタさ、「松之丞がいい」とか、「矢野さんがいい」なんて言われる筋合いないんだよ…じゃあ、ラジオで言うなよ(笑)はっはっは(笑)「お前が広めたんじゃん」と思うけど。 慶安太平記~宇都谷峠~ 【講談】:神田松之丞; 慶安太平記 ... 《浪曲・浪花節》 浪花亭綾太郎 壺坂霊験記 / 曽我物語 / 伊達騒動 :台詞集・あらすじ解説付(CD) ¥1,528. 落語・講談・浪曲についてのレポートや評論を書いています。 ブログトップ ... 画像一覧; 慶安太平記「吉田の焼討ち」あと書き. 本作は、初演時には時代設定や登場人物の背景が新七はこの作品を、親友だった「掘端」では「……とんだ無限の梅が枝だが、ここで三合かしこで五合、ひろい集めて三升あまり、これじゃしまいに源太もどきで、鎧を質に置かざあなるめえ。裸になっても、酒ばかりは呑まずにはいられねえ」という忠弥の「捕物」では大詰めの大立ち回りが見どころ。それまでの濃い舞踊色とは打って変わって、写実的な激しさで演じられる。明治の歌舞伎らしい演出である。 講談師・神田松之丞さんの『慶安太平記』連続読み5日間公演に行って来たわけなのです。公演では毎日、無料配布のプログラムが各座席の上に置いてあり、『慶安太平記』の解説(主にあらすじ)が書かれていました。つまり全19話が5枚で説明されていました。 2019年9月6日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『神田松之丞 問わず語りの松之丞』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田松之... 2019年10月4日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『神田松之丞 問わず語りの松之丞』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田松... 無事に届ければそれ相応の礼が出るが、無くしたり胡麻の蠅(盗人)に取られたりすれば全額弁償か死んでもらうという。「拙僧が参ろう」と名乗り出たのが、大黒堂別当の善陽の徒弟の善達という若僧。善達は「日に三十、四十里は走れる。胡麻の蠅など恐くもない」と、早速、旅支度を整えて三百両を肌着に縫い付け、翌朝六つに、護身用の南蛮鉄の如意棒を腰に、網代笠を被って増上寺を出ます。赤羽橋で目つきの鋭い飛脚風の男に出会い、「坊さん一緒に行こうよ、京都まで行くんだろ。懐に三百両持ってんだろ、胡麻の蠅が出るよ」と言われます。船が岸に着くや善達は一散に走り出し、箱根を越えて駿府の府中まで走りますが、飛脚はついてきている。さすがの善達も疲れ果て、やむなく二人はここで宿に入ります。女中に「明け六つですよ」と起こされた二人は、握り飯を持って真っ暗な東海道を安倍川の河原に来た。もう夜が明けてもいいのに妙に暗い。善達はおかしいと言いますが、飛脚は「宿の女中が寝ぼけやがったな」とごまかし「すぐ上流に川中に杭が打ってある。そこを渡ろう」と言います。東海道名代の宇津ノ谷峠。飛脚は「この先が”蔦の小路”という難所だ」と言い、小さな社の前に腰掛けて一服やり出した。善達も油断なく近くに腰かけ一休みをしていると、4人の男が上って来て飛脚をお頭(かしら)と呼び、「紀州三度の金飛脚が小判三千両を持って通る。小笠原某というのが腕が立つというから気をつけて下さい。」と言います。飛脚はあとは自分が引き受けると言って、子分たちを下がらせます。飛脚は善達に、徳川家に恨みがあるから、紀州三度の金飛脚を襲って三千両いただく。お前の懐の三百両を奪ろうとい腹ではない。と言い、荒事のあと、道中は足止めされて一人では歩けないだろうから、京都の嵐山まで一緒に連れて行ってくれという。善達は「半分寄こせ」と言い、断られると「同行は断る」と尻をまくります。飛脚は、自分は、信州上田左衛門尉幸村の家来、駒木根流火術の指南役、高坂陣内だと明かし、金飛脚より先にお前ほ叩っ斬るぞ」と脅しますますが、善達も元和三年 大坂落城の砌り 岩見重太郎改め薄田隼人正の忘れ形見の関若丸だ。お前から先に捻ってやる」と言い、二人が刀を合わせた時、紀州三度の金飛脚が登って来ます。宇津ノ谷峠で紀州三度の金飛脚の小笠原武右衛門を叩き斬って、徳川家への奉納金、三千両を奪い取った飛脚の十兵衛と、十兵衛を京都の嵐山まで連れて行くことの礼に三百両もらう約束を取り付けた善達。三千両を山中の岩穴に隠し、峠を下って吉田城下の江戸屋という旅籠へ入ります。さすが知恵伊豆と驚いた十兵衛ですが、吉田橋のそばまで頼まれた手紙を届けに行くと番頭に言い、番頭はダメだ。行かせろと押し問答をしていると宿の主人が、十兵衛に宿の奉公人の半纏を着せ、用事が終わったらすぐに宿に戻るようにと念押しして外へ出します。番頭は主人に、「明日、役人が来て泊り客と人数が合わないと、旦那は厳しい詮議を受けて拷問にかけられる。石を抱かされ、水責め、火責め、最後には胴の真ん中を縛られて宙づりにする瓢箪責めで、旦那は一巻の終わりとなる。おかみさんも宿も自分が引受けるからご安心を」などと勝手なことを言っている。十兵衛は戻ると善達に「火薬をしかけてきた。火事になるからその間に二人で逃げ出そう」と話します。あちこちで爆発とともに火事が起こり、番頭が「お逃げください」と言った頃には二人は逃げたあと。馬上で火事を睨んでいた知恵伊豆 松平伊豆守は、逃げ惑う群衆の中に旅装で走る飛脚と坊主をみつけ、さてはあの二人が火付けの下手人か「あの二人の後を追え!」と言い渡します。二人は春見山の頂上まで来て、ここまでくれば大丈夫と一息ついているところへ、「ご両所、お待ち願いたい」と現れたのが油井正雪。「慶安太平記」中頃にかかって参ります。東海道三島の宿、甲州屋という一膳飯屋に入ってきた僧が飯と酒を頼みます。酒肴や飯、うどんと次々と平らげると、懐から三百両とまだ余分に十二三両を出して十分な支払いをします。これを見ていた商人風の三人連れの一人が、箱根山にかかったところで同行したいと声をかけます。「断る、お前達は護摩の灰だろう」と言うと果たしてその通り。切りかかってくる三人を軽く返り討ちにした僧は、とどめを刺して三人の懐から金を取り、引導を渡して立ち去ります。これを見ていたのが由比正雪。伴の二人とともに追いかけます。これから先がおもしろいんだが、また明日(みょうにち)。※調整中「幕開き」の部分を「善達の旅立ち」として語ります。前段は喉頭癌の手術後の談志が登場して、談春としばらく話をしています。談志が「最後の本物の浪曲師」と心酔していた浪曲の木村松太郎に頼み、直伝で教えてもらって落語に移した噺です。歌舞伎では『樟紀流花見幕張』(くすのきりゅう はなみの まくはり)。通称「慶安太平記」「丸橋忠弥」(まるばし ちゅうや)と言われる世話物です。講談の慶安太平記は全19編あります。 1.「正雪の生い立ち」前の記事次の記事Copyright © 聴き比べ落語名作選 All Rights Reserved.Powered by