干す 乾かす 共通点

¥ 3,278(2019/10/21時点) ¥ 23,222(2019/10/21時点) 似た意味を持つ「乾かす」(読み方:かわかす)と「干す」(読み方:ほす)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。「乾かす」と「干す」という言葉は、どちらも水分を取り除くという意味を持つ共通点があり、本来の意味は違いますが混同して使われる傾向があります。乾かすと干すの違いを分かりやすく言うと、乾かすと書いた場合、方法はどんなやり方でも問題なく、ただ水分を取り除くことを目的としています。日光にあてたり、風や火などにあててみたりする他にも、ドライヤーやストーブなど人工的な方法を使っても乾かすと書きます。一方で、干すという言葉は、水分を取り除くことよりも風通しの良い場所に置いたり、日光や火などにあてることに重点を置いています。わかりやすい例で考えると、濡れていないものに対しても、この「干す」という言葉は使えます。例えば、衣類や本などを日光にさらして、カビや虫の害などを防ぐことを「虫干し」と言います。このように、干すというのは、水分を取り除くことよりも日光などにあてることに重点を置いている言葉だと言えます。干すという言葉は、「乾す」という漢字でも書くことができます。しかし、この乾すという書き方は辞書には載っていますが、一般的ではないと記述されているので、漢字の表記で迷った際には「干す」という字を使うようにしましょう。また、「乾かす」という言葉は、水分や湿気を取り去ることを意味しているので「乾かした」という表現を使った際には、水分は既に取り除かれているという意味になります。対する「干す」という言葉は、日光などにあてることを意味しているので「干した」という表現で使った際、干したものの水分状態については不明です。濡れたものは、干してもすぐには乾きませんし、そもそも干したものが濡れているものではない可能性もあります。わかりやすい例を挙げて考えます。「洗濯物を乾かした」と書いた場合、その洗濯物は既に乾いている状態です。「洗濯物を干した」と書いた場合、その洗濯物は、日の当たる場所に出されただけで、まだ濡れている可能性があります。「干す」という言葉は、基本的に自然の中に放っておくことを意味しています。そこから転じて、干すという言葉には「役割を下ろされる」という意味も含まれます。これは役割を与えられずに、そのまま放っておかれるという意味で使われる言葉です。乾かすも干すも英語にするとどちらも「dry」となり、例えば「洗濯物を乾かす」を英語にすると「Dry the laundry」となります。乾かすとは、乾かすを使った分かりやすい例としては、「子供が髪の毛を乾かす練習をしている」「靴が雨で濡れたらすぐに乾かした方が良い」「マニキュアを乾かさないと寝れない」「ペンキを乾かしている途中だったようだ」などがあります。乾かすという言葉の一番の目的は「水分や湿気を取り除く」ことにあります。どうやって乾かすのか、その過程は重要ではありません。そのため、自然的な要素により乾いた場合でも、人工的な要素により乾いた場合でも「乾かす」という言葉は使えます。乾かすという言葉を使う場合には、その対象物が誰が見ても、とても濡れている状態にある場合がほとんどです。湿っている程度ではなく、明らかに濡れているという場合に「乾かす」を使うようにします。乾かすの対義語・反対語としては、水分を含ませることを意味する「湿らす」、濡れた状態にすることを意味する「濡らす」などがあります。乾かすの類語・類義語としては、水分を取り除くことを意味する「脱水」があります。乾かすの「乾」という字を使った言葉としては、熱を加えたりして目的のものから水分を除去することを意味する「乾燥」、収穫後のよくかわいた田を意味する「乾田」、杯をあげて飲みほすことを意味する「乾杯」などがあります。干すとは、また、干すという言葉に含まれる「自然のままに放っておく」という意味が転じて、役割を下ろされる、放っておかれるという意味でも使われる言葉です。干すを使った分かりやすい例としては、「外側に大きなタオルを干して内側に下着を干すと良い」「ベランダがあるから洗濯物を干せる」「冬は布団を干す長さが長くなる」「厚手の衣類などは外側で靴下や下着は内側に干すと乾きやすい」などがあります。この言葉は、あまり良い言葉ではないので、使用する際には他人を不用意に傷つけないよう、十分に気を付けるようにしましょう。干すという字は、もともとは日照りを表す「旱」(読み方:かん)という字を使っていましたが、それを簡単な表記に変更して「干」としたものです。つまり、干という字には、日照りという意味も含まれています。干すという言葉の一番の目的は「日光や風などの自然物にあてる」ことにあります。その対象物は、濡れているものでなくても問題ありません。布団を干す場合や衣類や本などの虫干しをする場合にも、この干すという漢字が使われています。干すの類語・類義語としては、内部の空気を排出することを意味する「換気」、グラスを空にすることを意味する「飲み干す」などがあります。干すの「干」という字を使った言葉としては、海や水深の浅い湖などの水分を取り除き陸地にすることを意味する「干拓」、魚や貝などをほした食品を意味する「干物」、日のあたる野外に干すことを意味する「天日干し」などがあります。この言葉がよく使われる場面としては、濡れたものの水分や湿気を飛ばしたい時が挙げられます。水分を取り除く方法としては、自然的な要素である日光や風などに限らず、人工的なドライヤーやストーブなども含まれます。あくまでも、水分を飛ばすことが目的となっている言葉であり、その方法については重要視していません。また、例文1のように、「乾かし終わった」「乾かした」などと表現した場合、その対象物の水分はすでに取り除かれた状態であるとわかります。このように、水分を除去することを目的としている文脈で使う場合には「乾かす」という言葉を使うようにしましょう。この言葉がよく使われる場面としては、自然の力を利用して水分の除去や虫の害などを防止したい時などが挙げられます。自然の力とは、太陽光や風、火などを指します。干すという言葉は、そのままにして放っておくという意味を持っています。つまり、対象物を太陽光などの下に広げて、そのまま放置するようなイメージです。水分を除去することが目的ではなく、そのまま放置しておくことが目的となっている言葉です。例文1で考えると、これは洗濯物を干したというだけで、洗濯物の水分が除去されたかどうかは、この文脈からはわかりません。また、例文2のように、濡れているものでなくても、湿気が気になるものなどを太陽光の下に出すことを「干す」と表現します。そのままにして放っておくという意味が転じて、例文4のように役割から外されて放置されるというような場面でも「干す」という言葉は使われます。あまり良い言葉ではないので、使用する際には気を付けるようにしましょう。確実に水分を飛ばしたい時には「乾かす」、ただ放置しておくことを目的としている場合は「干す」という表現を使うようにします。 洗濯物を干すときは、最低でもこぶし1つ開けるほうが良いといわれています。人によって手の大きさが変わりますが、概ね10センチメートル~15センチメートルくらいとされています。このくらい間隔をあけると風は通りやすくなるでしょう。洗濯物を干すときはびっしりと並べず、間隔をあけるということにご注意ください。バスタオルなど大きな洗濯物を干すときは、斜めに干すほうが早く乾くといわれています。きっちり半分にして干すと、洗濯物が重なり合う部分が多くなります。せっかく他の洗濯物と間隔をあけても、タオルが重なり合う部分が多くなると乾きにくくなります。裏返して干すメリットは、布の分厚い部分に風を当てることができるということです。ポケットの部分、縫い目の部分などは分厚くなっています。そのまま干すとこの部分に風が当たりにくくなり乾きにくくなります。シャツの襟首などはそのままハンガーにかけて干すと乾きにくい部分になります。このようなところを早く乾かすには、逆さにして干すと乾きが早くなるといわれています。特にフードがついているものは、フード部分が服と重なることが無くなるので、普通の干し方よりも乾きが早くなるといえるでしょう。部屋干しをするときは、部屋の中央に干しましょう。部屋の中央は、窓際などに比べて風の通りがよくなっています。窓際は行き止まりになりますから、洗濯物への風の通りが悪くなります。洗濯物を干すときはできるだけ部屋の中央に干すということに注意されてはいかがでしょうか。湿気を含んだ空気は下に下がるとされています。また、上のほうに干すことで洗濯物の下の風通しもよくなります。特にフードがついているものを逆さ干しする場合、低い位置に干すとフード部分の風通しが悪くなり、乾くのが遅くなるということにもなりかねません。部屋干しをするときは、できるだけ高いところに干すということを心がけられるといいでしょう。洗濯物を干した下に新聞紙を敷くと湿気をとってくれ、洗濯物を早く乾かす助けになります。洗濯物を早く乾かすために直接関わるわけではありませんが、洗濯物の周りの湿気を取ってくれます。扇風機を使うのは洗濯物に風を当てるためです。先にご紹介した実験結果でも扇風機の風を当てた洗濯物は当てなかったものより2倍以上速い時間で乾いています。 不用品の処分に困ったら、不用品回収業者に依頼をしてみてはいかがでしょうか。あなたのニーズにぴったり合う愛媛県松山市の不用品回収業者を選ぶことで、不用品を便利でお得に処分をすることができますよ。