ペット 寝袋 作り方
「オリエンティア Advent Calendar」はオリエンティア(オリエンテーリング愛好家)がクリスマスまで日替わりでオリエンテーリングを語る連載企画です。テーマがオリエンテーリングであれば何でもあり。日々のトレーニングやインカレ対策、運営や地図の裏話、提言、マニアックなネタ、思い出話などなど。真面目でもゆるくてもOKです。こちらは自分のウェブサイトやブログを持っていない方向けの投稿用ブログとなっています。本ブログ以外に投稿された記事はorienadventさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか? 厳選したUSAコットンを使った、おしゃれペットベッドの作り方や新作などを紹介。インポート生地のセンス溢れる色柄がペットの居る空間を素敵に演出します。 お気に入り 詳細を見る. 円形の犬用ベッドの作り方③ レース付きの犬用ふわふわベッドの作り方です。 サイズはSS

みなさん1年ぶりですね。頻繁に下の名前を打ち間違えて「ゆうタオル」となってしまう宮西優太郎です。去年は1秒を削る努力をすれば  最初に荷物を軽量化するようになったきっかけを、次に僕の    これを聞いてロマンを感じませんか?   ちょうど3年前、このOMMというイベントが初めて日本で開催されました。OMMとはOriginal Mountain  僕がOMMに出たいと思ったのはこの3年前のレースの後でした。知り合いの    でも、OMMの長いコースでは2日間で50kmは走ります。  新しいことをするときはすごいひとの真似をするのが一番、ということでネットで検索するといろいろ出てきます。 そのころの僕には装備を自分で作るという発想はありませんでしたし、登山の経験もそこまであるわけではなかったので、軽くて使いやすいとネットで評判のギアをこつこつと買っていきました。買いためたギアを近くの山で試し、次に 【ここで用語解説】ウルトラライト: 登山の荷物を軽くすること。夏の      人の体は常に空気にさらされており、皮膚の表面からは水が蒸発しています。水が水蒸気になるとき、気化熱といって皮膚から熱を奪います。これによって汗をかくと体温が下がるわけですが、別に暑くもない時にもこれが起こっています。つまり、汗を止めればその分暖かくなる可能性があります。これを実現したのがVapor Barrier Liner (VBL)システムです。VBLシステムでは、体を透湿性のない膜で覆うことで湿度100%の状態を作ります。湿度 (相対湿度)が非常に高い状態では発汗が抑えられて暖かく感じます。 VBLシステムでは簡単に保温できますが、デメリットもあります。それは汗で濡れることです。それと汗で臭うことです。湿度が100%であれば温度差によって必ず結露が起こるので、湿った空気が体を覆っている膜の内側で結露することで濡れます。この濡れをうまく対処することが重要です。 以上のことから僕はこのようなスリーピングシステムを考え、作りました。 実はこの装備、一度も予行演習せずにOMMに臨みました。結果、寒さは感じましたが十分寝ることができました。朝は若干氷点下になるくらいだったそうなので気温も 【用語解説】ダウン: 羽毛のこと。通常のダウン透湿性: 水蒸気を通す性質。透湿性がなければ蒸れるし、透湿性が高ければ蒸れないし結露も少ない。エマージェンシービヴィ: アルミを蒸着しており体温を反射するシートを袋状にしたもの。入ると確かにあったかい。   2015年のOMMでは484gのスリーピングシステムで氷点下の夜を越すことができました。さらに軽量化を進めたいところでしたが、ダウン シェル素材を薄くすれば軽くはなりますが、強度が下がるため極端に薄くすることはできません。当時一番薄いのはmont-bellのダウンハガー900シリーズで、8Dとかでした。これならシェル素材を100gくらいまで減らせそうですが、ダウンハガー900は縫製とか伸縮性とかの問題でそこまで軽くありませんでしたし、素材だけ手に入れることはできませんでした。 ジッパーとドローコードは取り去って軽くできるかもしれませんが、40gだけです。そもそもSpark Iのジッパーは短いですし、ドローコードも簡素なものです。縫製もあるはずなので、30g軽くなればいいほうでしょう。 より質のいいダウンを使えば保温性を保ちながらダウン量を減らすことができます。Spark Iのダウンは850FPで、当時手に入る最高品質のダウンは1000FPでした。1000FPのダウンにすればダウン量を150gくらいにはできそうです。しかし、価格の問題が大きすぎます。1000FPのダウンを150g用意しようとしたら、7~8万円くらいするんじゃないでしょうか。現在最もFPの大きいダウンを使用している 以上から、お金のことは考えずにSpark Iの保温力を保ったままどこまで軽くできるのかを試算してみます。シェル素材: 140g→ダウン: 180g→ジッパー+ドローコード+縫製: 40g→およそ100g軽くできることが分かりました。一般的な保温力の夏用 【用語解説】フィルパワー (FP): ダウンのかさ高の指標。数値が高いほど同じ重さでもより膨らむ。つまり、より暖かい。   ダウンだと、100g軽量化するのが関の山だということが分かりました。でももっと飛躍的な、革新的な軽量化をしたいですよね。そのためには寒くて眠れない夜を過ごすしかないのでしょうか? 解決策を探るため、ネットの海を、仙台の山々を徘徊していると一つのヒントに出会いました。それがFinetrackのポリゴンネスト ( ただ、これも価格がネックでした。既に高性能なダウン 薄くて軽くて水に強くて透湿性がなく、加工しやすいもの…そうだ、ゴミ袋だ!ということでまずゴミ袋 (ポリエチレン製で厚さ0.02mm)をひたすら切って開き、自分の体がちょうど入るように袋状にしました。さらにその周りにくしゃくしゃにしてセロハンテープで張り付けていきました。結果、  軽くて暖かくて小さくつぶせて自分で加工しやすいもの…。そんな都合のいいものなかなかありません。基本に立ち返って、OMMの OMMはレースを開催する一方、レースで使える道具を販売しています。OMMはレースとギア、どちらのブランドでもあるわけです。OMMの で、重要なのは化繊ということ。これならそこそこ暖かくてコンパクトにもなります。さらに自分で加工するのも容易です。しかし、これまで化繊を使わなかったのにはある理由があったからです。現在一番性能が高い(重量当たりの保温力が高い)化繊はプリマロフト (Primaloft Gold)で、濡れた時の保温性の低下も非常に低く比較的コンパクトにもなります。ただこのプリマロフトは非常に柔らかく、簡単に手でちぎれるほどです。そのため普通はたくさん縫製して偏りを防ぎます。こんな感じ(極端)↓OMMのプリマロフトを使っている製品は縫製が少ないんですが、手に取ってみると中でプリマロフトがずれる感じがします(実際偏ることはないんだろうけど…)。そのためシェル素材なしで使うとボロボロになることが予想されました。これが化繊を使わなかった理由です。  しかしある時、Climashield Apexという化繊は比較的形態を保持してくれるらしいという情報を見つけました。Climashield Apexはプリマロフトほどの保温性はありませんがかなり保温力の高い化繊の一つです。早速アメリカのZpacksというサイト (  この最高の素材でどんな広げた状態の写真はめんどうだったので撮ってません。ごめんなさい。構造はこんな感じです。 ジッパーやドローコード、縫製、さらには内側のシェル素材を省いていて、僕の体に合わせてぎりぎりまで小さく作ることでここまで軽くすることができています。スリーピングマットは全身用 (76g)が必要なのでそこは重くなってしまいますが、防水のエマージェンシーシートを表面に使っていてこれ以上  いくら軽い道具でも実際のフィールドで使い物にならなければ意味がありません。前年よりも気温が下がると言われたOMM2016 in  2016年のOMM2日目の朝。ボトルの水は凍っていました。-3℃くらいまでは下がったでしょうか。気温が下がりきる前に寝て朝方はあまり眠れませんでしたが、 152gの 一つ目は簡単でプリマロフトを使うだけです。問題は、前述した通りプリマロフトをシェル素材なしで使うと耐久性がないということです。 二つ目は寒さを感じやすいところにより多く中綿を入れて、そうではないところは薄くするということです。しかし、ちょっと想像しただけでもかなり手間だと思います。かなりの時間とやる気が必要ですね。 三つ目はスリーピングマットなのに穴が開いています。実はこの空間に 今考えているのはこれくらいです。全部やったら30gくらいは軽くなるかなと思います。他にもあったら是非教えてください。  なんと2017年のOMMはこれまでよりも標高が高く、かなり冷え込むと予想されました。さすがに152gの 実際OMMでどうだったかというと、かなり寒かったです。  長くなってしまいましたが最後までお読みいただきありがとうございました。軽い         そろそろRun+Trailとかで特集組まれたい