ベートーヴェンが生涯に完成させたオリジナルのピアノ協奏曲全5 ... に於ける定期演奏会の中で、ベートーヴェンの弟子の一人で彼のパトロンの一人でもあるルドルフ大公の独奏により非公開ながら初演 … 京都の街中の小さな劇場のブログ ルドルフ大公は1808年にベートーヴェンのピアノの生徒となった。 ダニエル・バレンボイム（Daniel Barenboim, 1942年-）アルゼンチン出身の、ユダヤ人ピアニスト・指揮者（現在の国籍はイスラエル）神童として名をはせ10代の頃からピアニストとして活躍すると、20代半ばからは指揮者としても活躍する。パリ管弦楽団、シカゴ交響楽団、ベルリン・シュターツカペレの音楽監督なども歴任。オペラ部門、室内楽部門、管弦楽曲部門、ソリスト部門、ベスト・クラシック部門などでグラミー賞を受賞。 ナポレオンのウィーン占拠など、世の中の騒乱の中で他の収入が途絶えたときにも、ルドルフ大公はベートーヴェンにお金を送り続けた。ピアノ協奏曲 こちらは『ねじまき鳥クロニクル』に登場するオペラ・セミセリア（オペラの一種）です。 主人公いわく、“スパゲティを茹でるにはうってつけの曲” この曲を聴きながらスパゲティを茹でている時に、謎の女からの電話があり、彼の生活が思わぬ方向へと向かうのでした。 この物語のキーとなる曲ですね。 このオペラは小説の内容ともよく似ていて、あるお屋敷で働く召使いのヒロインとその恋人（お屋敷の息子）の母に、二人の間をあらゆる手で邪魔されるというところから始まります。 これって、主人公 … 第4番も、その例にもれず、別の貴族にあげると言っていたものを撤回して、ベートーヴェンは愛弟子であり最重要のパトロンともなったルドルフ大公に献呈した。 ベートーヴェンはあらゆる面で出来の良い愛弟子に、はじめからものすごい勢いでレッスンを与えたことは、ルドルフ大公の所蔵品の中に残された協奏曲のカデンツァの数からもわかる。第1番から第3番までのものが4点、第4番のためのものが全6点、そしてヴァイオリン協奏曲のピアノ版のためのものが4点…と、凄まじい。 ベートーヴェンに保護者として年金を送りつづけた貴族は他に2人いたが、最後まで絶やさなかったのはルドルフ大公のみであり、作曲家の大作・重要作を多く献呈されている。献呈された作品は、有名な《ルドルフ大公は生来虚弱で、激務に耐えることができなかった。1831年に早世すると、ルドルフの音楽作品は、 第5番を書いても、自分では弾くことの出来ないベートーヴェンに代わって、ルドルフ大公が初演を務めた。ルドルフ大公はベートーヴェンの手となり耳となった。 1812年、ベートーヴェンは作曲するばかりの人生にひとまず一段落をつけるべく第8番の交響曲と並んでト長調の第10番のヴァイオリンソナタを書いて、わが子を黙って見つめる眼差しのような親密さをたたえた、そのソナタをルドルフ大公に捧げた。 フランスのヴィルトゥオーゾ、ピエール・ロードの演奏に触発されて書かれた第10番のヴァイオリンソナタは、ピアノとヴァイオリンのどちらが先に行くでもなく、一つの人生を歩むように進んでいき、のちのベートーヴェンであればフーガにしたであろう旋律も、遁走する事なく解決する。 1812年にピエール・ロードのヴァイオリン、ルドルフ大公のピアノで初演されたこのソナタは、翌1813年に同じ組み合わせで再演され、その年末にルドルフ大公は痛風を患ってピアノを弾くことが出来なくなってしまった。 ベートーヴェンのピアニストのキャリアの最後となり、ルドルフ大公に捧げた第4ピアノ協奏曲と同じト長調で書かれた第10番のヴァイオリンソナタ。その2作品の間に流れる親愛の意味を読むうちに、今度はこのソナタがルドルフ大公のピアニストとしてのキャリアの最後を飾る作品となった。ベートーヴェンは、手と耳を同時に失ってしまった。 ・・・・・ 2018年12月15日(土) 20:00開演 ヴァイオリン： 千々岩英一 L.v.ベートーヴェン：カフェ・モンタージュ オーナーのブログです。「カフェ・モンタージュでの1時間」のプログラムにまつわることなどを書きます。
ベートーヴェンは作曲をして手ごたえのあった作品の献呈先を、時々変更して人を驚かせることがあった。ト長調のピアノ協奏曲 ベートーヴェンが作曲したピアノ三重奏曲のなかで、もっとも人気があり、演奏機会も多い作品。ルドルフ大公に献呈されたことから、「大公」のニックネームが付けられていますが、その名にふさわしい雄大な風格と高貴な品位が感じられる楽曲です。 ルドルフ大公は1808年にベートーヴェンのピアノの生徒となった。 健康の問題で軍人にはならず僧職の道に進み、後にモーツァルトとの関係で有名なコロレド枢機卿のあとを継ぐことになる大公は、ピアノ演奏において相当の腕前であった。 ルドルフ・ヨハネス・ヨーゼフ・ライナー・フォン・エスターライヒ（ドイツ語: Rudolf Johannes Joseph Rainer, Erzherzog von Österreich, 1788年1月8日 - 1831年7月24日）は、神聖ローマ皇帝レオポルト2世の末子。1819年にオロモウツ大司教と枢機卿に選出された。一般的にはルドルフ（ルードルフ）大公の呼び名で、ベートーヴェンのパトロンおよび弟子として知られている。
ルドルフ大公に捧げた協奏曲第4番が、ベートーヴェンのコンサートピアニストとしての活動のほぼ最後となった。このあと、ベートーヴェンはルドルフ大公達が集めてくれた年金と、出版社との駆け引きの末の収入と、ピアノ教師としてのささやかなもの以外、演奏家としての収入はほぼなくなってしまった。