バイオリン ピチカート 曲
スポンサーリンクバイオリン音楽ではとんでもない技巧が使われることがあります。音楽は技巧だけではありませんが、それが楽しみの一つであることは間違いありません。今回は超絶技巧曲のうち、僕の心に残った演奏を紹介します。一般に超絶技巧はパガニーニやそれに準ずるバイオリンの作品に使われますが、僕の判断で演奏効果の高い作品を選びます。演奏 クイケンバイオリンの世界では超有名なこの曲古楽演奏の第一人者クイケンの演奏は速いことでも有名?個人的にはこの曲を始めて聴いた時始めから終りまで驚きっぱなしで、しかも大いに感動した。この演奏では冒頭から連発される重音奏法。バッハならではのポリフォニー音楽(旋律が多数ある)が本来メロディーだけを奏すバイオリンの上で見事に表される。この曲は二短調→ニ長調→二短調という構成になっているが、その間にはさまっているアルペジオ(分散和音)も高い演奏効果がある。演奏 チェボタリョーワツィゴイネルワイゼンで有名なサラサーテの代表曲ビゼーのカルメンのメロディにのせて華麗なテクニックが発揮される。バイオリニストは美貌とテクニックを併せ持つロシアのバイオリニスト、アナスタシア・チェボタリョーワ。僕は個人的にこの人のひき方が好き。(本当に簡単そうに難なく弾く)◇チェボタリョーワは ロマンティックな曲が得意でチャイコンなどもよい。(チャイコフスキー国際コンクールの最高位受賞者)全体的に技巧がちりばめられていながら、バイオリンの艶めかしさを存分に発揮して、聴いていて面白い。各部分でバイオリンの音が色々な性格で弾き分けられているのが本当に見事。2分頃からの高い音は、ハーモニクス(人工フラジオレット)といって特殊な指使いで普通にひくよりも2オクターブ高い音を出す技。演奏 パールマン結局パガニーニへ僕がこの曲を初めて聴いたのがパールマンで、CDの冒頭から本当に驚いた。なんですかこれは・・・パガニーニのカプリースは練習曲でひとつひとつ目的を持っているが、この曲は聴いてもらうとわかるとおり、”この”テクニックの練習である。4本の絃の上を弓が高速で行き来しているが、弓は絃に当たるたびに軽く飛び跳ねている。そうやって弾くとこういう音になる。弓が跳ねている時と跳ねていない時の音色の違いをよく聴いてみるとよい 。演奏 ハイフェッツ上の曲の最後の曲この曲は変奏曲で最初に弾かれるテーマがものすごい技巧とともに変奏されていきます。つまり様々なテクニックがことごとく網羅されます。超絶技巧好きの間では専ら評判のハイフェッツバイオリンが本体でハイフェッツはバイオリンを弾く機械なんじゃないかとまで言われる始末。僕もハイフェッツの演奏好きです。この映像は撮り方もこだわっていて面白いですね。パガニーニは技巧の宝庫で知らないとなにをやっているかよくわからないだろうから少し技巧に就いて書いておく。ふつうスタッカートは弓を返して音をきるが、一弓スタッカートは”弓を返さないで”音を切る。つまり止めて、弾いて、止めて、弾いてを同方向に連続で繰り返す。25秒くらいからの第一変奏で使われている。一弓スタッカートには下げ弓と上げ弓の二種があるが、普通上げ弓で(弓を上に動かしながら)使う。下げ弓の一弓スタッカートは上げ弓に比べてかなり難しいが、ハイフェッツはこれが得意。重音自体は技巧というほどのものではないが、重音が連続で使われたりすると急に難しくなる。1:10からはオクターブの重音でメロディーが歌われる。それ以降もすさまじい重音が多用される。バイオリンは弓で弾く以外に指ではじく奏法があってそれをピッツィカートという。ピッツィカートは普通右手でするが、まれに左ですることもある。3:48からの変奏は左手のピッツィカートと弓をぶつけて出す二種の音で音楽をつくっている。上にも書いたが、特殊な指使いでおさえた音の2オクターブ上の音を出す技。バイオリンの場合は絃の一定の場所で自然に鳴らすことができるもの(自然フラジオレット)以外にも、人差し指で絃をおさえ、小指を適当な箇所に軽く触れさせることで、人為的にほとんどすべての音をいわばハーモニクス化できる(人工フラジオレット)4:11からの部分演奏 コーガン演奏は1分くらいから最後はこの曲前からコーガンの演奏は知っていましたが、この演奏をきく前はここまで完成されたテクニックの持ち主だとは知りませんでした。コーガンのテクニックってそんなに注目されないような・・・僕が知らないだけ?テクニックも素晴らしいが、なにより音が美しい・・・技巧は上に書いたものがまんべんなく使われています。上に書かなかったものを補足します。・グリッサンド1:15あたりの奏法ですが、指を滑らせて無数の音を出すグリッサンドを、弓を細かく跳ねさせながらおこなっています。たまにこういう奏法がありますが、名前があるのかどうか知りません。2:00くらいのものが本来のグリッサンドですね。2:13あたり前奏がおわってから穏やかなメロディーがでてきますが、ここは上に書いた左手のピッツィカートの伴奏がついています。この曲では左手のピッツィカートが多用されます。2:40の部分では逆に左手のピッツィカートがメロディを弾きます。パールマンがなにかの折りにいっておりましたが、ハイフェッツもホールで聴くのだと録音より断然美しい音がしたようです。それが本当に美しかったと。バイオリン弾く人ならわかると思いますが、バイオリンは近くできくより少し離れた方が綺麗にきこえる。聴いてみたかった・・・バイオリンの超絶技巧はどうでしたか?凄すぎて笑ってしまいませんでしたか?笑僕もたまに聴くとなにかやる気がでます笑 鍛錬の賜ですからね。◆バイオリンの名曲を集めました。クラシック初心者がまず聴きたい、おすすめの交響曲&名盤まとめきつねさん、こんにちは。動画みました。きらりんさんAnorak (アノラック)大学では社会情報を専門にするも、音楽と語学の勉強に勤しんだため見事な情報弱者となる。趣味は古本蒐集、語学(主にドイツ語)、文学、音楽など。©Copyright2020 「 ピチカートで豊かな音を出すために. 百科事典マイペディア - ピチカートの用語解説 - 音楽用語。バイオリンなどの擦弦(さつげん)楽器の弦を指ではじいて音を出す技法。ピッチカート,ピッツィカートとも。楽譜にはpizzicato(略してpizz.)と記し,再び弓での演奏に戻すときはarco(アルコ。 私は高校の弦楽オーケストラ部なんですが、今度の定演で演奏する曲を考え中です。弦のみで演奏できる曲はもちろん、弦とピアノの曲とかもあればやってみたいなって思います。 新規登録・ログインgooIDで新規登録・ログイン公式facebook公式twittergooIDで新規登録・ログイン外部サービスのアカウントで※各種外部サービスのアカウントをお持ちの方はこちらから簡単に登録できます。まだ会員でない方、会員になると それは、 パガニーニ作曲オリジナルのバイオリン演奏曲で『カプリース』を見る事です。 ご存知のようにオリジナルのプログラム曲は、「 Bilen Yildirir 」(ピアノがメイン)というあまり知らない演奏者で 物凄く凝った演奏 をしています。 ピチカート(弓で弦を擦るのではなく、指で弦をはじく弾き方。ピッツィカートとも)で良い音を出せないケースは少なからずあります。「ペしゃ」などといった音がす … バイオリン音楽ではとんでもない技巧が使われることがあります。 音楽は技巧だけではありませんが、それが楽しみの一つであることは間違いありません。 今回は超絶技巧曲のうち、僕の心に残った演奏を …